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自分で決められない人たち | ||
著者 | 矢幡洋 | ||
出版社 | 中央公論新社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2004年09月 | ||
価格 | 814円(税込) | ||
ISBN | 9784121501493 |
私が日本社会で最も依存性が現れていると思うのは、「際立ちたくない」という、自らの個人性を放棄しようとする行動がほとんど空気のように充満している、ということです。(134ページ)
概要

心優しく、明るく、謙虚。でも気弱で、他人任せ――こんな日本人に多い「依存性性格者」を分析する。
「『癒し系』が依存性性格」(30ページ)というのは面白い指摘だ。

「古代中国や近代欧米よりも自らを『劣ったもの』として認め、より優れたものに学ぶ」(182ページ)のは、日本人の美徳だと思う。しかし、世界のトップを走る国のひとつとなったいま、依存しているだけではいけない。自らが進んでリーダーシップをとっていかなければならない。
「『癒し系』が依存性性格」(30ページ)というのは面白い指摘だ。

「古代中国や近代欧米よりも自らを『劣ったもの』として認め、より優れたものに学ぶ」(182ページ)のは、日本人の美徳だと思う。しかし、世界のトップを走る国のひとつとなったいま、依存しているだけではいけない。自らが進んでリーダーシップをとっていかなければならない。
にもかかわらず、バブルが弾けてから以降、日本は再び依存性を強くしているように思えてならない。
(2009年4月15日 読了)
(この項おわり)