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江戸に学ぶ人育て人づくり | ||
著者 | 小泉吉永 | ||
出版社 | 角川マガジンズ | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2009年03月 | ||
価格 | 858円(税込) | ||
ISBN | 9784827550634 |
江戸時代の教訓書は、ほとんどが体罰否定の立場をとる。(101ページ)
概要

著者は、江戸時代の寺子屋などで使われた読み書き教科書「往来物」の蒐集家、小泉吉永さん。
江戸時代にも教育書のようなものは数多く存在していたが、われわれがイメージするものとはずいぶん違う内容のようだ。たとえば、「江戸時代の教訓書は、ほとんどが体罰否定の立場をとる」(101ページ)そうだ。また、「『厳父』は、儒教とは異なる日本特有の父親像らしい」(95ページ)。
江戸時代にも教育書のようなものは数多く存在していたが、われわれがイメージするものとはずいぶん違う内容のようだ。たとえば、「江戸時代の教訓書は、ほとんどが体罰否定の立場をとる」(101ページ)そうだ。また、「『厳父』は、儒教とは異なる日本特有の父親像らしい」(95ページ)。
江戸時代のヒトの寿命よりずっと短い。だから、「父の一生は『人づくり』の連続だった」(70ページ)という。これに比べたら、平均寿命も延び、子どもの数が圧倒的に少なくなっている現代の「子育て」の方が楽なはずである。

ときには子育てハウツー本は脇に置いて、こうした古い書物を紐解いてみてはどうだろう。

ときには子育てハウツー本は脇に置いて、こうした古い書物を紐解いてみてはどうだろう。
(2009年10月21日 読了)
参考サイト
- 江戸に学ぶ人育て人づくり:KADOKAWA
- 往来物倶楽部:小泉吉永ホームページ
(この項おわり)