
2011 年 10 月のアップデート
2011年(平成23年)10月、iPhone/iPadやクラウドサービスとの連携機能を強化したモデルが発売になった。現行モデルもソフトウェアをアップデートすることにより、こうした機能が使えるようになる。(Acrobatのアップグレードは除く)

強化機能の1つがiPad/iPhoneとの連携機能だ。
App Storeから無償配布される専用アプリケーション「ScanSnap Connect Application」により、ScanSnapでスキャンした原稿を直接、iPad/iPhoneに取り込めるようになった。

2つ目はクラウドサービスの対応拡大だ。
これまでにもEvernoteやGoogleドキュメントとの連携機能はあったが、これに加えてSugarSyncがサポートされた。スキャンした書類を即座にクラウド上に保存し、モバイル端末を使って参照できる。
また、ビジネス向けとして用意されているSalesforceとの連携機能では、新たにSalesforce Chatterが追加され、Salesforce CRMに名刺データ、Salesforce Chatterに書類といったように、さまざまなドキュメントをSalesforce上で管理できるようになった。

新しいソフトウェアは楽2ライブラリ パーソナルからダウンロードできる。

強化機能の1つがiPad/iPhoneとの連携機能だ。
App Storeから無償配布される専用アプリケーション「ScanSnap Connect Application」により、ScanSnapでスキャンした原稿を直接、iPad/iPhoneに取り込めるようになった。

2つ目はクラウドサービスの対応拡大だ。
これまでにもEvernoteやGoogleドキュメントとの連携機能はあったが、これに加えてSugarSyncがサポートされた。スキャンした書類を即座にクラウド上に保存し、モバイル端末を使って参照できる。
また、ビジネス向けとして用意されているSalesforceとの連携機能では、新たにSalesforce Chatterが追加され、Salesforce CRMに名刺データ、Salesforce Chatterに書類といったように、さまざまなドキュメントをSalesforce上で管理できるようになった。

新しいソフトウェアは楽2ライブラリ パーソナルからダウンロードできる。
主な機能
ScanSnap S1500はTWAINには対応しておらず、専用のドライバをインストールする必要がある。付属CD-ROMにはWindows用とMac用の両方のドライバが用意されている。
ドライバをインストールし、USBケーブルでPCと接続し、スキャンしたいペーパーをADFにセットする。あとは本体の青く光っているボタンを押すだけで、自動的にスキャンしてくれる。解像度や両面/片面の切替はPC側のドライバソフトの設定によって行う。
用紙サイズは、スキャナが自動的に判断してくれるので楽だ。

読み取りヘッドが移動するフラットベッドスキャナと異なり、スキャン速度は1分間に20枚(A4判)と非常に早い。両面スキャンでも同じスピードだ。
雑誌のような薄い用紙を両面スキャンすると、裏面が透けてしまうのではないかと懸念していたが、実際には問題にならない程度のものである。
また、日焼けで黄ばんでしまった文庫本でも、モノクロスキャンにすることで真っ白な用紙に再現してくれた。
画像補正の精度は非常に高い。

ジャムったり重ね送りになってしまったとき、超音波センサーでほぼ100%エラー検出してくれる。1枚だけADFに戻してスキャンし直せば、いままでスキャンしたデータは無駄にならないで済む。

本体ではA4判両面までしか対応していない。
A3判を2つ折りにして挟み込む透明なA3判キャリアシートを使うと、両面スキャンを自動的に片面1枚の画像データに再構成し、あたかもA3判片面をスキャンできるようになる。これは本のカバーや雑誌の見開きページをスキャンする時に重宝する。

スキャン後のファイル形式はPDFにしている。
スキャンした後、付属ソフトの Acrobat Standard のOCR機能を使って文字情報を埋め込んでいる。これは、PC内で全文検索ができるようにするためだ。
OCR時の副作用として、画像の微妙な傾きを修正してくれるので、さらに読みやすくなる。
ドライバをインストールし、USBケーブルでPCと接続し、スキャンしたいペーパーをADFにセットする。あとは本体の青く光っているボタンを押すだけで、自動的にスキャンしてくれる。解像度や両面/片面の切替はPC側のドライバソフトの設定によって行う。
用紙サイズは、スキャナが自動的に判断してくれるので楽だ。

読み取りヘッドが移動するフラットベッドスキャナと異なり、スキャン速度は1分間に20枚(A4判)と非常に早い。両面スキャンでも同じスピードだ。
雑誌のような薄い用紙を両面スキャンすると、裏面が透けてしまうのではないかと懸念していたが、実際には問題にならない程度のものである。
また、日焼けで黄ばんでしまった文庫本でも、モノクロスキャンにすることで真っ白な用紙に再現してくれた。
画像補正の精度は非常に高い。

ジャムったり重ね送りになってしまったとき、超音波センサーでほぼ100%エラー検出してくれる。1枚だけADFに戻してスキャンし直せば、いままでスキャンしたデータは無駄にならないで済む。

本体ではA4判両面までしか対応していない。
A3判を2つ折りにして挟み込む透明なA3判キャリアシートを使うと、両面スキャンを自動的に片面1枚の画像データに再構成し、あたかもA3判片面をスキャンできるようになる。これは本のカバーや雑誌の見開きページをスキャンする時に重宝する。

スキャン後のファイル形式はPDFにしている。
スキャンした後、付属ソフトの Acrobat Standard のOCR機能を使って文字情報を埋め込んでいる。これは、PC内で全文検索ができるようにするためだ。
OCR時の副作用として、画像の微妙な傾きを修正してくれるので、さらに読みやすくなる。
書籍・雑誌を丸ごと電子化する手順


2.電子化作業
- 解体したら、ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」で取り込んでいく。
- 解像度はモノクロ600dpi/カラーおよびグレー300dpi。
- 紙面に合わせて、カラー/グレースケール/モノクロを使い分ける。
- OCRソフト「読んde!!ココ」またはScanSnap付属の「Adobe Acrobat Standard」を使ってテキスト埋め込みPDF化する。
- デスクトップ検索ツール「Windows Search」を使って全文検索用のインデックスに追加する。(バックグラウンド処理)
主要スペック
項目 | 仕様 | コメント |
---|---|---|
読み取り方式 | 自動給紙方式(ADF)、両面同時読み取り | |
読取速度(A4縦) | カラー/グレースケール300dpi、白黒600dpi相当:両面・片面 20枚/分 | 両面でも快適なスピードだ。 |
読取範囲 | 自動サイズ検出:A4まで、A3キャリアシート使用時:A3まで | A3キャリアシートは便利。 |
原稿搭載枚数 | 最大50枚 | |
インターフェース | USB2.0 / USB1.1 | |
消費電力 | 35W以下 | 1時間以上使うと、底面の金属部分がだいぶ温かくなる。 |
外形寸法 | 292mm(幅)159mm(奥行き)158mm(高さ) | 畳むとコンパクトである。 |
質量 | 3kg | |
マルチフィード検出 | 重なり検出(超音波センサー) / 長さ検出 | 重なり検出の精度は高い。 |
設置面積 | 1372.4cm2 | 意外に場所をとらない。 |
参考サイト
- ドキュメントスキャナ「ScanSnap S1500」:富士通
- ディスクカッター「DC-210」:ぱふぅ家のホームページ
- OCRソフト「読んde!!ココ」:ぱふぅ家のホームページ
- 書籍の電子化、「自炊」「スキャン代行」は法的にOK?~福井弁護士に聞く著作権Q&A:INTERNET Watch
- ScanSnap S1500 の設定まとめ - 電子書籍を自炊するときの 10 のポイント:彼女からは、おいちゃんと呼ばれています
- 雑誌を裁断機で解体!丸ごとPDFに:日経BP
製品比較
メーカー | 富士通 | エプソン | コクヨS&T | キヤノン |
---|---|---|---|---|
製品名 | ScanSnap iX500 | ES-D350 | Caminacsw NS-CA2 | imageFORMULA DR-C130 |
写真 | ![]() |
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価格比較 | クリック! | クリック! | クリック! | クリック! |
読み取り速度(300dpi) | 両面・片面 25枚/分 | カラー 25枚/分 モノクロ 25枚/分 |
カラー 12枚/分 モノクロ 37枚/分 |
カラー 30枚/分 モノクロ 30枚/分 |
解像度 | 300~1200600dpi | 75~600dpi | 100~600dpi | 200~600dpi |
最大サイズ | A3 キャリアシート使用時 |
A4 | A3 | A4 |
原稿搭載枚数 | 最大 50枚 | 最大 75枚 | 最大 50枚 | 最大 50枚 |
本体サイズ mm |
292(W)×159(D)×168(H) | 303(W)×202(D)×213(H) | 353(W)×150(D)×170(H) | 198(W)×160(D)×160(H) |
重量 kg |
約3 | 約5.0 | 約3.8 | 約1.8 |
設置面積 | 1372.4cm2 | - | 1871cm2 | 477cm2 |
電源 | ACアダプタ | ACアダプタ | ACアダプタ | ACアダプタ |
インターフェース | USB3.0, IEEE802.11b/g/n | USB2.0 | USB2.0 | USB2.0 |
(この項おわり)
この2つは、最近購入したガジェットの中で、もっとも役に立ってくれている。