『凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語』

田近英一=著
表紙 凍った地球 スノーボールアースと生命進化の物語
著者 田近英一
出版社 新潮社
サイズ 全集・双書
発売日 2009年01月
価格 1,320円(税込)
rakuten
ISBN 9784106036255
暗い太陽のもとで、いったん地球が全球凍結状態に陥ってしまうと、太陽がいまの明るさになっても、そこから脱出することができないのだ。(81ページ)

概要

スノーボールアースの想像図
スノーボールアースの想像図
いまから6〜7億年前、地球全体が氷で覆われていたという「スノーボールアース仮説」(全球凍結仮説)が脚光を浴びている。
この仮説によると、赤道直下ですら氷点下数十度という状態が何百万年にわたって続いたという。当時、登場したばかりの真核生物は絶滅の危機にさらされていたと考えられている。
その後、大気中の二酸化炭素濃度が現在の数十倍に達し、徐々にではなく、突然、水の惑星に戻ったというのである。

「異常気象」などは可愛いものである。地球の気候は、はるかにダイナミックな変化を起こすようだ。もし次に地球がスノーボール化したら、人類は生き残ることはできるだろうか。

参考サイト

(この項おわり)
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