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斎藤佑樹くんと日本人 | ||
著者 | 中野 翠 | ||
出版社 | 文藝春秋 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2007年04月12日頃 | ||
価格 | 825円(税込) | ||
ISBN | 9784166605682 |
私が斎藤君を好もしく思うポイントの一つは、「イケメン」という言葉の似合わなさだ。(140ページ)
概要

斎藤佑樹
「ハンカチ王子」こと早稲田実業のエース、斎藤佑樹投手と高校野球に関するコラム本である。テリー伊藤の野球中継に対する意見(72ページ)や正岡子規と野球の下り(77ページ)など興味深い内容が多いのだが、コラムニスト特有の文体が本書の格を下げているようで残念である。

とはいえ、素材は斎藤佑樹くんだ――どう書いても面白くなる。もともと熱しやすいタイプだった野球少年が、なぜあそこまでクールになれたのか。なぜプロ野球や大リーグではなく大学進学を選んだのか――読めば読むほど面白い。

とはいえ、素材は斎藤佑樹くんだ――どう書いても面白くなる。もともと熱しやすいタイプだった野球少年が、なぜあそこまでクールになれたのか。なぜプロ野球や大リーグではなく大学進学を選んだのか――読めば読むほど面白い。
著者は、斎藤くんの対局にボクシングの亀田兄弟を置いて疑念を呈しているが、私は彼らのことも、また面白いと感じている。ニートの剣士、太田雄貴くんも面白いし、謹慎から復帰したフィギアスケートの織田信成くんも面白い。

女子選手は、昔からユニークな人が多かった。男子も、こうしたユニークな選手が活躍してくれることで、もっとスポーツが面白くなると思うし、もっともっと日本社会を元気にしてくれると思うのである。これからも頑張って欲しい。

女子選手は、昔からユニークな人が多かった。男子も、こうしたユニークな選手が活躍してくれることで、もっとスポーツが面白くなると思うし、もっともっと日本社会を元気にしてくれると思うのである。これからも頑張って欲しい。
(2009年5月30日 読了)
参考サイト
- 斎藤佑樹くんと日本人:文藝春秋
- 『太田雄貴 騎士道』:ぱふぅ家のホームページ
(この項おわり)