モバイル通信ツール「b-mobile 3G」はプリペイド方式

2009年12月 購入
b-mobile 3G
b-mobile 3G は、日本通信のモバイル通信ツールである。NTTドコモの FOMA 3Gネットワーク網を利用し、日本全国どこからでも高速モバイル通信ができる。
通信料金は時間課金のプリペイド方式で、別途ライセンスを購入することで通信時間を追加できる。
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b-mobile 3G
これでも携帯電話の一種なので、購入したら開通手続きを行う必要がある。
指定された番号に電話し、本体の電話番号を登録するだけの簡単な作業である。個人情報を登録する必要はない。

インストールCDなどは付属しない。
本製品をUSBに挿すと内蔵されたソフトが外付けCDとして認識され、それをPCにインストールすればよい。MacOS Xにも対応しているのはありがたい。
接続ソフトは、簡単に通信の開始/終了ができるもので、残り時間数/期間が表示される。
プリペイドの時間管理はセンター側で行っているのであろう。複数のPC/Macにインストールした場合にも正しい残り時間数が表示される。

FOMA 3Gネットワークは、現在、下り最大7.2Mbpsをうたっているが、場所によってバラツキが大きい。首都圏のあちらこちらで通信してみたところ、実効速度で200k~2Mbpsの幅があった。
ネットサーフィンするには問題ない速度だが、YouTubeなどの動画サイトを利用するのは辛いだろう。
本体の方向・位置によっても通信速度が変動するので、直接PCに挿すより、USB延長ケーブルを介して接続した方がいいだろう。
初期コストとして4万円というのは高価であるが、150時間の通信時間(16ヶ月間有効)がセットされていることを考えればお買い得である。
かりに400kbpsの速度をキープできたとすると、150時間は2億1600万パケット(1パケットは128バイトとする)に当たる。これをプリペイドの有効期間である16ヶ月間に均等割で使うとすると、1ヶ月あたり1350万パケットで2500円(4万円÷16ヶ月)の計算になり、他の携帯キャリアが提供しているパケ放題サービスの半額以下である。

b-mobile 3G
ユニークな機能として、microSDカードを内蔵できる。残念ながらmicroSDHCには対応していないが、2GバイトのmicroSDカードを差し込めば、USBメモリとしても利用できる。
モバイル用アプリケーションなどを登録しておくと便利だ。

主要スペック

項目 仕様 コメント
対応OS Windows 7/Vista/XP SP2以降
Mac OS X 10.4以降
Macでも利用できるのは助かる。
インターフェース USB 1.1 / 2.0  
通信規格・周波数帯 3G/HSDPA 2100MHz/800MHz 最大通信速度(下り)7.2 Mbpsだが、実測では200k~1.5Mbpsと幅がある。
外形寸法 約26.5(W)×12(D)×87(H)ミリ USBメモリよりやや大きい。
重量 約30グラム  
電源 USBより供給  

参考サイト

(この項おわり)
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