『まだ科学で解けない13の謎』

マイケル・ブルックス=著
表紙 まだ科学で解けない13の謎
著者 マイケル・ブルックス/楡井浩一
出版社 草思社
サイズ 単行本
発売日 2010年05月
価格 1,980円(税込)
ISBN 9784794217578
暗黒物質がないと銀河の回転速度に説明がつかない(30ページ)

概要

超能力のイラスト(女性)
以下の13の科学上の「謎」(変則,anomaly)を取り上げて解説。
  1. 暗黒物質・暗黒エネルギー
  2. パイオニア変則事象
  3. 物理定数の不定
  4. 常温核融合
  5. 生命とは何か?
  6. 火星の生命探査実験
  7. “ワォ”信号
  8. 巨大ウイルス
  9. セックス
  10. 自由意思
  11. プラシーボ効果
  12. ホメオパシー
とくに「パイオニア変則事象」(惑星探査機パイオニアの軌道が計算からズレている現象)について興味があり読んだのだが、NASAのデータ管理の杜撰さを初めて知った。版重力や第5の力を期待していたのだが、意外にも“ヒューマン・エラー”で決着が付いてしまうかもしれない。

本書は、現場に携わる多くの科学者へのインタビューを通じて、謎を謎として放っておくだけでなく、ありそうな選択肢を幾つか見せてくれる。
(2010年7月7日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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