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バビロニア・ウェーブ | ||
著者 | 堀晃 | ||
出版社 | 徳間書店 | ||
サイズ | 単行本 |
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発売日 | 1988年11月01日頃 | ||
価格 | 1,442円(税込) | ||
ISBN | 9784191238022 |
しかし、私は思い出すことがあるのです。あのホーマン軌道というのは何と優雅で芸術的な軌道だったかと――(44ページ)
あらすじ

太陽系から3光日の距離に、銀河面を垂直に貫く直径1200キロ、全長5380光年に及ぶ強力なレーザー光「バビロニア・ウェーブ」が発見された。それは、いつから、なぜ存在するのかは全くわからない。だが人類は、そこに反射鏡を差し入れることで、太陽から得るより膨大で効率的なエネルギーを手中にすることができるようになった。
そんなある日、レーザー送電基地へ向かった宇宙飛行士マキノが事故に巻き込まれる。送電基地の1つが突然停止したのだ。スペースコロニーで育ったマキタと、バビロニア・ウェーブの発見者ランドール教授は、次々と危機に見舞われる。

クエーサー、ダークマターといった、今でも天文学の謎であり続ける話題を巧みに織り込みつつ、物語はミステリー風に進んでいく。星雲賞を受賞した日本ハードSFを代表する傑作であるだけに、発刊後20数年を経た今でも読み応えがある。

クエーサー、ダークマターといった、今でも天文学の謎であり続ける話題を巧みに織り込みつつ、物語はミステリー風に進んでいく。星雲賞を受賞した日本ハードSFを代表する傑作であるだけに、発刊後20数年を経た今でも読み応えがある。
(2010年9月3日 読了)
参考サイト
(この項おわり)