『危険不可視社会』――危険学から社会を見る

畑村洋太郎=著
表紙 危険不可視社会
著者 畑村 洋太郎
出版社 講談社
サイズ 単行本
発売日 2010年04月02日頃
価格 1,650円(税込)
rakuten
ISBN 9784062161534
危険を完全に排除して、子どもたちを無菌状態で育てるのは、未来の大事故の準備をしているようなものです。(164ページ)

概要

「危険」のイラスト
著者の畑村洋太郎さんは、2007年、危険学プロジェクト(現・子どものための危険学 土曜授業)を立ち上げ、危険学から社会を見る活動を続けている。

「遊び場からの撤去が進んでいる遊動円木、箱形ブランコ、回旋塔の三つは、危険ではあるものの、子どもたちにたいへん人気の高い遊具」(159ページ)だったとしたうえで、「危険を完全に排除して、子どもたちを無菌状態で育てるのは、未来の大事故の準備をしているようなもの」(164ページ)と指摘する。
私も、危険回避というのは、実際に体験してみなければ分からないものだと思う。
子どもの時、じゃれあったり遊びあう流れの中で、相手を怪我させないような力加減を体験していく必要がある。中途半端なところで大人が割って入ってはいけないと思うのである。
(2010年7月24日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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