『ガラスの巨塔』――プロジェクトXのプロデューサーが描く

今井彰=著
表紙 ガラスの巨塔
著者 今井彰
出版社 幻冬舎
サイズ 単行本
発売日 2010年02月
価格 1,760円(税込)
rakuten
ISBN 9784344017894
怪文書が多い業界は三つある。ひとつが銀行、二つ目が役所、そして全日本テレビである。(150ページ)

あらすじ

NHK
著者は、「タイス少佐の証言~湾岸戦争45日間の記録~」「埋もれたエイズ報告」などを手がけ、「プロジェクトX~挑戦者たち~」ではプロデューサーを務めた元NHK職員の今井彰さん。その後、万引きの嫌疑をかけられ、病気を理由にNHKを退職している。
本書は「全日本テレビ」という舞台をめぐる小説の形態をとっているが、その内容は現実のNHKに限りなく近いものだと感じる。だとすると、われわれはこんな会社のために受信料を払っているのか、という気分にさせられる。
社内の派閥闘争は大企業に付きものの病だが、それにしても醜すぎる。
(2010年8月11日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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