誰でもいいから殺したかった | |||
著者 | 碓井真史 | ||
出版社 | ベストセラーズ | ||
サイズ | 新書 | ||
発売日 | 2008年09月20日頃 | ||
価格 | 817円(税込) |
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ISBN | 9784584121931 |
無差別大量殺人を犯すような人々は、しばしば有能な人たちです。しかし、人間関係が苦手な人が多いようです。(152ページ)
概要
無差別殺傷事件は、とてつもない凶悪な犯罪だ。しかし同時に、彼らは誰でもいいから愛して欲しかったのではないだろうか、と著者は問いかける。人を殺し、自分の人生も終わりにしようとした彼らは、本当は誰かに必要とされたかったのではないだろうか。
本書は、妄想性人格障害や境界性人格障害などに関する簡単な解説を交えながら、親子の関係、家族の関係について再考する場を与えている。
そして、「家族を殺すのは、単純に家族が嫌いなのではありません。むしろ、家族の距離が近すぎるともいえるでしょう。上手にケンカすることも、家出することもできないのです」(85ページ)と指摘する。
本書は、妄想性人格障害や境界性人格障害などに関する簡単な解説を交えながら、親子の関係、家族の関係について再考する場を与えている。
そして、「家族を殺すのは、単純に家族が嫌いなのではありません。むしろ、家族の距離が近すぎるともいえるでしょう。上手にケンカすることも、家出することもできないのです」(85ページ)と指摘する。
(2010年1月26日 読了)
(この項おわり)