『スマートグリッド革命』――コンシューマーからプロシューマーへ

加藤敏春=著
表紙 スマートグリッド革命
著者 加藤敏春
出版社 NTT出版
サイズ 単行本
発売日 2010年07月
価格 2,090円(税込)
rakuten
ISBN 9784757122635
誰もがエネルギー作りに参加できる「ユーエネルギー(You Energy)」に向けた進化が起こりつつあります。(3ページ)

レビュー

スマートグリッド革命
スマートグリッドの世界でいま、誰もがエネルギー作りに参加できる「ユーエネルギー(You Energy)」に向けた進化が起こりつつあるという。インターネットがそうだったように、スマートグリッドの世界では消費者(コンシューマー)が生産者・消費者(プロシューマー,アルビン・トフラーが提唱)に変化するというのだ。
全国におよそ4万8000カ所あるガソリンスタンドに太陽電池を置き、急速充電器等と連結した太陽光・電気スタンドとすることも効果があります。こうして出来あがるスマート国民総発電所の規模は、何十ギガワットにも相当」(249ページ)など、即座に納得できない話も多いが、それゆえに「革命」が必要なのだろう。
考えてみれば、電気自動車に電気スタンドは必要ない。各家庭で発電し、その電力を電気自動車に販売してやればよい。そうすれば、走行距離を長くするための巨大バッテリーを搭載する必要はなくなる。
インターネットのときがそうだったように、従来型の発想にとらわれない人なら簡単にスマートグリッドの世界に入り込めそうだ

さて、我が家は賃貸住宅であるが、どのような形でスマートグリッドに参加していこうか。
(2010年9月7日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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