![]() |
なぞの金属・レアメタル | ||
著者 | 福岡正人 | ||
出版社 | 技術評論社 | ||
サイズ | 単行本 |
![]() ![]() |
|
発売日 | 2009年03月 | ||
価格 | 1,738円(税込) | ||
ISBN | 9784774137049 |
これらの海底資源には、いくつかのレアメタルが含まれていますので、陸上の資源が不足した場合には開発される可能性が大きいと思います。(128ページ)
概要

身の回りにあるパソコンや携帯電話、液晶テレビなどに使われているレアメタル。中国の輸出引き締めで話題になったが、じつはよく知らない。そこで本書を読んでみた。
レアメタルの形成メカニズム、分布や産業、気になる諸外国との関係や将来・環境問題について地学的観点から分かりやすく書いてある。
レアメタルの形成メカニズム、分布や産業、気になる諸外国との関係や将来・環境問題について地学的観点から分かりやすく書いてある。
レビュー
レアメタルはマグマと熱水によって分離・生成されることが多いという。それなら、温泉が多いわが国に有利なのではないだろうか。だが、国内にレアメタル鉱山があるという話はあまり聞かない。
著者はこの疑問に応え、「これらの海底資源には、いくつかのレアメタルが含まれていますので、陸上の資源が不足した場合には開発される可能性が大きいと思います」(128ページ)と記している。露天掘りの中国に比べれば開発や掘削にかかるコストが大きいということだろう。しかし、自国内にレアメタルを持つ可能性があるということに安心した。

著者は、Webサイト「地球資源論研究室」で情報発信を続けている。
本書の内容の多くがインターネットのデータに依存しているので、ある程度の知識のある方には不満な内容かもしれない。
著者はこの疑問に応え、「これらの海底資源には、いくつかのレアメタルが含まれていますので、陸上の資源が不足した場合には開発される可能性が大きいと思います」(128ページ)と記している。露天掘りの中国に比べれば開発や掘削にかかるコストが大きいということだろう。しかし、自国内にレアメタルを持つ可能性があるということに安心した。

著者は、Webサイト「地球資源論研究室」で情報発信を続けている。
本書の内容の多くがインターネットのデータに依存しているので、ある程度の知識のある方には不満な内容かもしれない。
(2011年1月2日 読了)
参考サイト
- なぞの金属・レアメタル:技術評論社
- 地球資源論研究室
(この項おわり)