『偉大なる、しゅららぼん』

万城目学=著
表紙 偉大なる、しゅららぼん
著者 万城目学
出版社 集英社
サイズ 単行本
発売日 2011年04月
価格 1,780円(税込)
ISBN 9784087713992
棗広海が聞いた『しゅっら』という日出家の力は、あれはげっぷの音だ。対して、お前が聞いた『ぼぼぼん』という棗家の力は、よりによってあれの屁の音だ。(543ページ)

あらすじ

代々、琵琶湖から特殊な力を授かってきた日出家。それは、生まれてすぐに湖のご神水をいただくことによって宿る、他人の心に入り込み、相手の精神を操れるという、不思議な力だった。
高校入学をきっかけに、本家のある琵琶湖の東側に位置する石走に来た涼介。本家・日出家の跡継ぎとして、お城の本丸御殿に住まう淡十郎にふりまわされる日々が始まった。
ある日、淡十郎は校長の娘に恋をするが、その直後、彼女は日出家のライバルで同様に特殊な「力」をもつ棗家の長男・棗広海が好きだと分かる。恋に破れた淡十郎は棗広海ごと棗家をこの街から追い出すと宣言。
両家の因縁と三角関係がからみあったとき、力で力を洗う戦いの幕が上がった――!
(2012年5月26日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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