闇市場で取引される個人情報の値段

(1/1)
個人情報の盗難が後を絶たないのは、闇市場で商品として売ることができるためです。
セキュリティ企業トレンドマイクロの調査によると、闇市場における個人情報の売買価格は、クレジットカード番号 1 件あたりの値段は 97~790 円、銀行口座は 1,975~2,765 円になるといいます。
お金
トレンドマイクロが、不正プログラムやフィッシングによって盗まれた個人情報の闇市場における取引価格について 2011 年(平成 23 年)8 月から 2012 年(平成 24 年)1 月にかけて調査した結果、クレジットカード番号 1 件あたりの値段は、米国内では 79~237 円、中米・豪州・欧州では 237~632 円、アジア・中東では 474~790 円と、カードが発行された国によってばらつきがあることが分かりました。
銀行口座については、オンラインバンキングの暗証番号と組み合わせて売買されることが一般的で、直接金銭のやり取りに利用できることから、クレジットカードより高値となる 1,975~2,765 円で取引されているといいます。

また、Facebook アカウントは 1 件あたり 1.2 円、Twitter は 2.7 円。
Web メールのユーザ ID とパスワードの組み合わせでは、Yahoo!メール・ Hotmail が 1 件あたり 0.6 円、Gmail が 2.7 円。Gmail のアカウント情報は、Android OS を搭載したモバイル端末や Google+との関連性が高いため、他のメールアカウントより高額で取引されていると推測しています。

こうした取引価格は以前より安くなっているといいます。

情報屋の暗躍

2012 年(平成 24 年)9 月までに、愛知県警は個人情報漏洩事件捜査で、ソフトバンクモバイルの元店長ら 2 人、NTT ドコモの元派遣社員 1 人、au の販売店員 1 人を逮捕しました。情報屋と呼ばれる個人情報ブローカーが、携帯電話の契約のために登録した個人情報を 6 千円~1 万数千円で買い取り、探偵や暴力団に 2~3 万円で販売しているという構図が明らかになりました。

2005 年(平成 17 年)に個人情報保護法が実施された後、2006 年(平成 18 年)11 月には、営利目的などでの住民基本台帳の閲覧が禁じられました。車の所有者情報は運輸支局でだれでも調べることができましたが、2007 年(平成 19 年)11 月から原則として所有者本人しかできなくなった。
ところが、役所や企業の情報管理が徹底されるほど個人情報の価格は上がり、仕事が増えると歓迎する情報屋もいます。

また、情報のネットワーク化が漏洩をたやすくしているという現実もあります。
雇用保険の被保険者の職歴情報が漏れた職業安定所(ハローワーク)では、昨年までに端末 2 万 5 千台をオンラインでつなぎ、全国 7 千万人分の職歴情報が検索できるようになりました。

参考サイト

(この項おわり)
header