コンビニATMを使わない

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銀行窓口の統廃合が進み、近所に銀行が無くなってしまったという地域も珍しくありません。その代わりに台頭してきたのがコンビニATMです。金融機関によっては手数料は必要なものの、24時間、お金の出し入れができるのは便利です。
しかし、そこでは、あなたのキャッシュカードの暗証番号を盗まれてしまうかもしれません。

ATMに仕掛けられる盗聴装置

盗聴器
ATMと銀行の間の通信回線に仕掛け、電波で情報を送る「盗聴装置」は、秋葉原の電気街や通信販売で入手することができます。

銀行自身が運営するATMの場合、専用の通信回線であったり、デジタル暗号をかけているなどで解読するのは比較的難しいらしいのですが、コンビニATMの中には単なるアナログ電話回線で結ばれているものもあり、盗聴は容易です。
多少技術に自信のある人間なら、短期のアルバイト店員としてコンビニに潜り込み、証拠も残さず盗聴装置を仕掛けるのは造作もないでしょう。

そうでなくとも、無人ATM機に盗撮カメラが仕掛けられ、暗証番号を押しているところを撮影されていたという事件がありました。

暗証番号を盗んだ犯人は、そのコンビニで、あなたのキャッシュカードから少額ずつ現金を引き落としていきます。あなたが気づかないうちに、口座の残額はゼロになっていきます。

対策は

コンビニATMや繁華街のCDといったものは使わないようにしましょう。銀行が運営している場所でも、無人のCDやATMには注意が必要です。
どうしても、これらを使わなければならないのでしたら、万が一の事故があっても被害を最小限に食い止めなければなりません。メイン口座とは別の口座を作って、必要最小限の金額だけ入金しておくようにすべきです。
(この項おわり)
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