
データ属性とは食器のようなもので、データ実体は、その器に入れる飲み物や食べ物のこと。データ構造は、複数の器を並べた定食セットのようなものである。
データ、属性、実体、構造
まず、用語について定義をしておこう。
データ構造のような概念論を扱う場合や、システム要件定義を行う場合、最初に用語の定義をしなければいけない。用語の定義は道路標識のようなもの。読者が、何度読み返しても迷わず結論に至ることができるようにするための道標として用意する。
これらの定義は、国語辞典とは少し違うことを、あらかじめご了承いただきたい。
データ構造のような概念論を扱う場合や、システム要件定義を行う場合、最初に用語の定義をしなければいけない。用語の定義は道路標識のようなもの。読者が、何度読み返しても迷わず結論に至ることができるようにするための道標として用意する。
これらの定義は、国語辞典とは少し違うことを、あらかじめご了承いただきたい。
数の概念
では、数とは何か――これを定義するのは、たいへん難しい。
ここでは、数学で学んだ「数の概念」をもって定義の代用にする。
ここでは、数学で学んだ「数の概念」をもって定義の代用にする。
数の概念 | 例 | ||||
---|---|---|---|---|---|
複素数 | 実数 | 有理数 | 整数 | 自然数 | \( 1,\ 2,\ 3 \) |
ゼロ | \( 0 \) | ||||
負の整数 | \( -1,\ -2,\ -3 \) | ||||
有限小数 | 分数 | \( 0.5,\ \displaystyle \frac{3}{4} \) | |||
循環小数 | \( \displaystyle \frac{1}{4} \) | ||||
無理数 | 無限小数 | \( \sqrt{2},\ \pi,\ \log{2} \) | |||
虚数 | \( 3i,\ -5i \) |
コンピュータは、これらの数を全て扱うことができる。
あとで述べるが、文字や画像、音声なども、ゼロを含む自然数に変換することで取り扱うことができるようになっている。
あとで述べるが、文字や画像、音声なども、ゼロを含む自然数に変換することで取り扱うことができるようになっている。
(この項おわり)