PHP 5.3で変わったこと

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PHP 5.3は、2009年(平成21年)6月30日に正式版がリリースされた。
バージョン番号の上では5.2からのマイナーバージョンアップだが、仕様の変更・拡張が多岐にわたっており、開発中のPHP6に近い姿になっている。このため、5.xからそのままでは移植できないスクリプトも出てくるだろう。(実際、当サイトのサンプル・プログラムの中で動かないものが発生している)
そこで、PHP5.xから5.3へ移行するためのポイントを整理する。

なお、PHP 5.3のセキュリティサポート期限は2014年(平成26年)8月14日であり、すでにサポートは終了している。
 本ページは、すでにサポートを終了したソフトウェアに関して記載しています。ご利用にあたっては自己責任でお願いします。

正規表現系関数の一部が廃止

ereg 系の正規表現関数が廃止された。
マルチバイト文字用に用意されている mb_ereg系 の関数は残るが、PHP6ではコーディングがUTF-8になる予定のため、今後は、コーディングをUTF-8に統一し、preg 系の関数を使った方が良いだろう。
廃止関数と代替関数
廃止関数 代替関数
ereg preg_matchmb_ereg
ereg_replace preg_replace, mb_ereg_replace
eregi preg_matchmb_eregi
eregi_replace preg_replacemb_eregi_replace
split preg_split, mb_split
spliti preg_split

最終バージョン

2014年(平成26年)8月4日、PHP 5.3.29がリリースされた。本リリースをもってPHP 5.3系のサポートは終了。PHP 5.3ユーザーに対しては、PHP 5.5系もしくは5.4系への移行を推奨している。

参考サイト

(この項おわり)
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