PHP 8.1 で変わったこと

PHP 8.1は、2021年(令和3年)11月25日に正式版がリリースされた。コードがシンプルに書けるようになり、パフォーマンスも約20%向上した。また、非同期コードを書ける Fibers と呼ぶ仕組みが導入された。

PHP開発に10年間携わってきたニキータ・ポポフ氏が一線を退き、非営利団体 PHP Foundation が設立され、PHPプロジェクトを継続するという。

新機能

  • Fibers‥‥PHPで非同期コードを書けるようになる。
  • 列挙型(Enumerations)‥‥クラスを下敷きに作られており、個別にメソッドを実装したりと、かなり複雑な作り込みもできるようになっている。
  • 読み取り専用プロパティ(Readonly Properties)‥‥一度だけ初期化が可能で、その後変更されないことを保証するプロパティである。
  • First-class Callable Syntax
  • 初期化時のnew式の許可(New in initializers)
  • 交差型(Pure Intersection Types)
  • never型(Never return type)‥‥関数がexit()するか、例外を投げるか、終了しないことを示す。
  • クラス定数のfinal指定(Final class constants)
  • 8進数の基数表示(Explicit Octal numeral notation)
  • 配列アンパックの文字列キー対応(Array unpacking support for string-keyed arrays)

参考サイト

(この項おわり)
header