ケロロ軍曹 春休みは in 電力館であります!!

2006年4月2日 撮影
電力館
電力館(東京都渋谷区神南1-12-10)は、発電のしくみや生活の中での電気の様子を理解してもらうための博物館である。東京電力の企業博物館という立場から、テプコのPRの色彩が強い。1984年(昭和59年)にオープン、2011年(平成23年)5月31日に閉館した。

渋谷駅を降り、代々木公園に向かってJRの線路沿いに歩いていくと、前方にオレンジ色の丸いドーム屋根の建物が見えてくる。これが電力館だ。
ケロロ軍曹 春休みは in 電力館であります!!
春休みは、ケロロ軍曹が電力館に居候しているとのこと。
正月にアムラックスで食べたいきなり団子や、お馴染みのスタンプラリーをやっている。
電力館は、2010年(平成22年)4月から段階的に改装を進め、2011年(平成23年)3月20日にグランドオープンを予定していたが、東日本大震災の影響を受けオープンを延期。福島第一原子力発電所の事故を受け補償問題なども起きる中、本業となる電気事業以外の事業の見直しを図るため、営業を再開することなく閉鎖が決まった。

交通の便も良く、原子炉の模型などを見学できる施設であるのだが、残念なことである。
ケロロ軍曹 春休みは in 電力館であります!!
2階のTEPCOギャラリーには、ケロロ軍曹の部屋が再現されていた。
ケロロ軍曹は、身長55.5cm、体重5.555kg。これが等身大だろうか。
ケロロ軍曹 春休みは in 電力館であります!!
ケロロ軍曹の部屋の隣はゲームコーナーになっている。
オリンピックの影響なのか、「ケローリング」なる謎のゲームが。
マジカルホール - 電力館
5階には、子どもが遊べるマジカルホールがある。蜂の巣状のケースの中に玩具が入っている。
マジカルホール - 電力館
科学玩具が多く、これは液体中を砂鉄が移動することで磁力線を見えるようにしたもの。

マジカルホールの対面にあるe-サーキットでは、ロボットのショーが行われていた。
また、隣の実験ルームでもイベントがあるようである。この日は未見。
電力館
6・7階には、電気・発電設備に関する展示がある。せっかく電力館に来たのだから、勉強していこう。

高圧送電線の周囲では白血病が増加するという噂が広がっているが、写真のような地下共同溝の場合はどうなるのだろうか。また、都市部では用地買収の問題などから、変電設備も地下にあるそうである。
噂を気にしても仕方ないのだが、もし家やマンションを買ったとして、地下に謎の施設があったりしたら、気持ち悪いだろうな。
電力館
写真は原子炉の3分の1サイズの模型。6階から7階へ向かって突き抜けている。一度本物を見てみたいものだ。

日本の原子力技術は絶対安全だというふれ込みなので、皇居の地下に原発を造ってはいかがだろうか。そうすれば、高圧線による白血病問題を地方の方に押し付けないで済む。
まあ、所詮は人間が造りしもの。30年もすれば老朽化するのはやむを得ないことだろう。こぱふぅが成人する頃には原発廃棄が深刻な社会問題になるような気がする。
科学の力で、何とかしてほしいものである。

というわけで、企業のクリーンなイメージをPRするための電力館では、こういったネガティブな問題を考えても仕方がないのであった。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR・京王井の頭線・東急・地下鉄「渋谷駅」ハチ公口から原宿方向へ徒歩5分
【バス】
  • 渋谷区コミュニティバス「ハチ公バス」『渋谷駅西口』乗車『電力館前』下車。運賃100円均一。
【自動車】
  • 首都高速3号線「高樹町IC」または「渋谷IC」から。
  • 駐車場なし
ケロロ軍曹DVD 関連
(この項おわり)
header