大曲全国花火競技大会は花火師が自らの手で打ち上げる

2016年8月27日 撮影
大曲全国花火競技大会
全国花火競技大会は、大曲の花火として知られており、花火をつくった本人が自らの手で打ち上げる競技大会である。歴史・伝統において最も権威ある競技大会であるとされている。打ち上げ数は約 1 万 8 千発。

秋田県大仙市大曲地区の雄物川河川敷運動公園において、毎年 8 月第4 土曜日に開催される。日本三大花火大会の 1 つである。
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大曲全国花火競技大会
1910 年(明治 43 年)、大曲諏訪神社祭典の余興花火としてはじまった。
1915 年(大正 4 年)、全国花火競技大会と名前を変え、1964 年(昭和 39 年)に創造花火が生み出されれた。

創造花火は、テーマをもうけて、創造性の高い花火を自由に組み合わせることにより、ストーリー性があり音楽イメージと合った作品を競い合うもので、毎年斬新なテーマ性に優れた花火が、夜空いっぱいに描かれる。
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大曲全国花火競技大会
1980 年代に入ると、過疎化する市町村が町おこしイベントとして PR を行った結果、1990 年代初頭には観客動員数が 40 万人を超えるようになった。
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大曲全国花火競技大会
1997 年(平成 9 年)に秋田新幹線が大曲駅に乗り入れるようになると、大曲花火ツアーが開催されるようになり、2007 年(平成 19 年)には過去最高の 76 万人の観客が訪れた。
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大曲全国花火競技大会
競技会の合間に打上げられる大会提供花火は、幅 500~900 メートルに及ぶワイドスターマインで、音楽に合わせて約 5〜7 分に渡り壮大な打ち上げを行う。
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大曲全国花火競技大会
この競技大会では、内閣総理大臣賞・経済産業大臣賞・中小企業庁官賞・文部科学大臣奨励賞・が授与される。内閣総理大臣賞が与えられる花火大会は、大曲の花火と土浦全国花火競技大会の 2 大会のみである。

会場対岸には姫神山、福伝山などがあり、それらの山に反射する音と花火観覧の邪魔になる光がない事もこの大会の自慢の 1 つである。
大曲全国花火競技大会
大曲の花火には、夕刻に打ち上げて煙の色や音を表現する「昼花火」、芯入り割物の「10 号玉」、丸型ではない、花火師の創造性を追求する「創造花火」の 3 つの部門があり、花火師たちが競い合う。全国で「昼花火」が見られるのは、大曲の花火だけだ。

有料の桟敷席が用意されている。A 席、B 席、イス席で、電話やネットの他、直接販売もしている。
大曲全国花火競技大会
創造花火とは、その名の通り、従来の丸型の概念を破った花火だ。
1964 年(昭和 39 年)の大曲全国花火競技大会から全国で初めてとり入れられた花火で、秋田県大仙市が創造花火の発祥地とされている。
元大会委員長の故佐藤勲氏の考案により、打ち上げ花火にテーマをもうけて形態・色彩・リズム感・立体感など、花火師の創造性を追求したものになっている。
大曲全国花火競技大会
昼花火は大曲の花火だけで見られる。
雅趣に富んだ見応えのある花火で、昔から花火通の粋人が好む花火だった。 煙竜(煙物)や割物で競技を行う。

煙竜(煙物)は、夜の光の代わりに色煙(紅・黄・青・緑・紫など)を駆使して色彩豊かに空に模様を描き出すもので、この花火のポイントは模様の多様化と色彩を鮮明に描き出すことにある。
割物は、夜の割物花火と全く同じ手法で、光の代わりに色煙で牡丹や菊をあらわすもので、夜の割物花火と同じように非常に手の込んだ技術的にも高度なものだ。この花火のポイントは、花火の形と鮮明な色彩にある。
大曲全国花火競技大会
10 号玉2発のうち一発目の玉は「芯入割物の部」(芯入割物で三重芯以上とする伝統花火)とし、二発目は「自由玉の部」(一発目と重複しない自由創造的なもの)とし、総合点で評価をする。

課題玉は、四重に開く「三重芯」、五重に開く「四重芯」、最近では六重に開く「五重芯」等も出てくる。
自由玉は、「千輪」「冠菊」「小割模様」等がある。 それぞれに開く花火は、より精巧に「整」を追求し完璧な調和美を描き、世界一華麗な芸術美を作る。
まさに、技術伝統を誇る究極の花火列伝だ。
大曲全国花火競技大会
夜花火の部において、創造花火・ 10 号玉2発を総合的に審査した結果、最も優秀と認められる花火を作った花火師に内閣総理大臣賞が贈られる。

交通アクセス

【鉄道】
  • JR秋田新幹線「大曲駅」から徒歩 30 分
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出発地の最寄駅:

目的地:
大曲全国花火競技大会 関連

参考サイト

この付近でネットができる宿

(この項おわり)
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