赤山地下壕跡は太平洋戦争末期の防空壕

2020年2月25日 撮影
赤山地下壕跡
赤山地下壕跡
赤山地下壕跡(千葉県館山市宮城192-2)は、太平洋戦争中、館山海軍航空隊によって建設が始まった防空壕で、全長約1.6kmあり、全国的に見ても大きな規模。館山市を代表する戦争遺跡で、館山市指定史跡に指定されている。

残念ながら、壕に関する資料がほとんど確認されておらず、建設時期もはっきりとしていない。アメリカ軍の空襲が激しくなった太平洋戦争の終わりごろに、1930年(昭和5年)に設立した館山海軍航空隊の防空壕として使われていたという証言がある。
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赤山地下壕跡
赤山地下壕跡
全国各地に作られた大きな地下壕は、壕と壕の間の長さが10~20メートル以上あるが、赤山地下壕は5~10メートルと狭いうえ、計画的に掘られたと考えにくく、そのつくりから見て、終戦が差し迫った1944年(昭和19年)より後に建設されたと考えられている。
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赤山地下壕跡
赤山地下壕跡
Googleストリートビューで内部を見ることができる。
館山市豊津ホール - 赤山地下壕跡
館山市豊津ホール
2004年(平成16年)4月から、壕の一部250メートルが一般公開されている。館山市豊津ホール(千葉県館山市宮城192-2)で見学受付を行っている。毎月第3火曜日及び年末年始は休壕。開壕時間は、午前9時30分~午後4時(受付は15時30分まで)。

交通アクセス

【バス】
  • 館山駅東口よりJRバス1番線または日東バス館山航空隊行約10分、「宮城」下車すぐ
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出発地の最寄駅:

目的地:赤山地下壕跡

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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