上野動物園モノレールは東京都交通局の運営

2001年5月31日にリニューアル開業
上野動物園モノレール(40形)
2001年9月22日 上野動物園 写真:パパぱふぅ
上野動物園モノレールは、正式名称を上野懸垂線といい、1957年(昭和32年)12月17日、日本で最初に開業したモノレールである。

線路延長は331メートル、乗車時間はわずか1分30秒だが、動物園の遊技施設ではなく、鉄道事業法に基づく交通機関として、東京都交通局の運営により営業運転を行っている。
上野動物園モノレール(40形)
2001年9月22日 駅 写真:こぱふぅ
2001年(平成13年)5月31日にリニューアル開業し、車両は4代目となった。定員62人の2両編成で、年間約100万人を運んでいる。

1本のアームでレールにぶら下がる国内唯一の特殊な車両で、車体のひずみが出やすく、2018年(平成30年)末の定期検査で劣化が進んでいることが確認された。
このため、東京都は2019年(令和元年)11月1日から運行を休止しており、2023年(令和5年)12月27日に廃止することが決まった。
東京都は今後、上野動物園モノレールに代わる「新たな乗り物」を整備し、2026年度中に運行開始するという。
(この項おわり)
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