EF10形は関門トンネル用に外板をステンレスに張り替えた

戦前の国鉄電気機関車としては最多の41両が製造
EF10形 電気機関車
2016年3月21日 九州鉄道記念館 写真:こぱふぅ
EF10形電気機関車は、鉄道省が1934年(昭和9年)から製造した直流電気機関車である。大型高速旅客機関車 EF53形をベースに貨物兼引用に開発された。1942年(昭和17年)まで量産が続き、戦前形の国鉄電気機関車としては最多の合計41両が製造された。
EF10形 電気機関車の大きな写真大きな写真
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25号機以降は、1942年(昭和17年)に完成した関門トンネル電化区間への投入を前提に製造された。
しかし、車体や内部機器、パンタグラフ回り等に塩害を被ったことから、防錆措置として外板をステンレスに張り替える改造を行った。
写真の35号機もステンレス外板車であり、1978年(昭和53年)に廃車となった。

参考サイト

ED76形 関連
(この項おわり)
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