左写真から分かるように、カーブでは振り子式独特の傾きを見せる。
JR東日本初の制御付き自然振り子式構造を採用し、VVVFインバータ制御装置の性能と相まって、最高速度は130km/hを達成している。
振り子装置は信濃大町~八王子間で使用し、八王子以東は装置は停止させて走行する。
松本~新宿の最速列車は2時間25分であり、山岳路線でも90km/hを出す。
しかし、製造コストの割に劇的な速度アップが見込めなかったなどの理由から、製造は5編成にとどまった。
車両形式の前に記されているアルファベットの「E」はJR東日本に所属することを示しており、この E351 系から使われるようになった。
松本からの大糸線乗り入れに備え、編成は4両と8両に切り離しが可能で、通行が可能な貫通構造となっている。
後継車 E353系について
JR東日本は、2014年(平成26年)2月、後継車両 E353系を投入すると発表した。
E353系は、新幹線車両に採用されている空気ばね式車体傾斜装置と動揺防止装置を利用する「空気ばね式車体傾斜方式」を搭載し、快適性を追求する。
E353系は、新幹線車両に採用されている空気ばね式車体傾斜装置と動揺防止装置を利用する「空気ばね式車体傾斜方式」を搭載し、快適性を追求する。
12両編成で定員686人。最高速度130km/h。各車両に空気清浄機、LED照明、防犯カメラを備えるほか、座席ごとに電源コンセントを装備するという。
2015年(平成27年)7月、量産先行車が落成し走行試験を始めた。早ければ2016年(平成28年)春に営業運転を開始する予定だ。
2015年(平成27年)7月、量産先行車が落成し走行試験を始めた。早ければ2016年(平成28年)春に営業運転を開始する予定だ。
参考サイト
- スーパーあずさ・あずさ・かいじ(E351系・E257系):JR東日本
- E351系スーパーあずさが好き:4げた電車区
- 95年夏のE351系の編成について:Rail・Artブログ
- E351系 スーパーあずさ:酒とMacと...人生を楽しもう
- E351系スーパーあずさ 11号/14号:下車前途有効(途中下者のブログ)
(この項おわり)
2018年(平成30年)3月16日に定期運行を終了し、2018年(平成30年)4月に廃車となった。