寝台特急「あけぼの」は上野〜青森を結んでいた

2014年3月に定期運行終了
寝台特急「あけぼの」 EF81形
2013年7月30日 信越本線 帯織~見附駅間 写真:こぱふぅ
あけぼのは、上野駅~青森駅間を運行する寝台特急である。1970年(昭和45年)10月1日に定期運行を開始した。運行本数は毎日1往復。
乗客数の減少や車両の老朽化などから、2014年(平成26年)3月14日に定期運行を終えた。
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寝台特急「あけぼの」 EF64形
2013年7月30日 信越本線 帯織~見附駅間 写真:こぱふぅ
秋田県や山形県など日本海側を経由し、上野-青森駅間(772.6キロ)を約12時間半かけて結んだ。
寝台特急「あけぼの」 EF64形の大きな写真大きな写真
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寝台特急「あけぼの」 24系客車
2012年8月17日 上野駅 写真:こぱふぅ
客車を牽引するEF81形は、50Hzおよび60Hzの交流電化区間と直流電化区間を直通して走行できる三電源方式の電気機関車として1968年(昭和43年)に登場し、全国で幅広く活躍している。
寝台特急「あけぼの」 24系客車の大きな写真大きな写真
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寝台特急「あけぼの」 EF64形
2013年5月26日 西川口駅 写真:こぱふぅ
青森車両センター所属の 24系客車が10両連結されている。
1972年(昭和47年)に発生した北陸トンネル火災事故を機に、火元となりうるディーゼルエンジンを客室の床下に置いた分散電源方式の 14系客車は、防火安全対策上において問題があるとされた。
寝台特急「あけぼの」 EF64形の大きな写真大きな写真
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寝台特急「あけぼの」 EF64形電気機関車
2012年8月17日 上野駅 写真:こぱふぅ
そこで、車体の基本構造は14系を踏襲しつつ徹底した防火対策を施し、従来の20系と同様に独立した電源車から客車へサービス電源を給電する集中電源方式を採用した寝台客車として開発されたのが24系である。
1973年(昭和48年)から1980年にかけて量産された、

24系客車で運行されており、2段式B寝台のほか、A寝台1人用個室「シングルデラックス」、B寝台1人用個室「ソロ」も連結している。
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寝台特急「あけぼの」 24系客車
2012年8月17日 上野駅 写真:こぱふぅ
写真の「ゴロンとシート」は、寝台料金なしで乗車できるお得な切符だ。
部屋を仕切るカーテンだけがあるだけで、浴衣、毛布、枕、スリッパ等は用意されていない。
寝台特急「あけぼの」 24系客車の大きな写真大きな写真
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2014年(平成26年)3月14日、9両編成の最終列車は、定刻から4分遅れの午後6時27分、青森駅を発車した。
3番ホームには鉄道ファンら200名が集まり、JRねぶたはやし会によるねぶたばやしが鳴り響く中、「お疲れさま」という声と、駅職員が掲げた「ありがとう!寝台特急あけぼの」と書かれた横断幕に見送られ、上野駅に向けて走りだした。

その後、臨時列車として運転されている。上りは2014年(平成26年)12月28日、2015年(平成27年)1月2日・3日、下りは12月29日・30日、1月3日・4日に運行される。
ブルートレイン関連

参考サイト

(この項おわり)
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