北総鉄道 7000形はゲンコツ電車

1979年にデビュー,2007年に引退
北総鉄道 7000形
2006年10月28日 馬込車両検修場 写真:こぱふぅ
北総鉄道(旧・北総開発鉄道) 7000形電車は、1979年(昭和54年)にデビューした通勤形電車である。車体外板のみステンレス鋼を採用したスキンステンレス構造になっている。設計最高速度は120km/h、営業最高速度は105km/h。
千葉ニュータウンの入居促進など乗客の利便性を向上させることを目的に開発が進み、御装置に界磁チョッパ制御装置を採用したり、車内は吊り革の代わりに握り棒を設置するというヨーロッパ・スタイルとするなど、多数の新機軸を取り入れている。
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北総鉄道 7000形
2006年10月28日 馬込車両検修場 写真:パパぱふぅ
運転席からの下方視界を確保するために、フランス国鉄(SNCF)で当時導入されていた電気機関車に似せたΣ形の独特な前面が特徴で、ゲンコツ電車Σカットと呼ばれる。
1980年(昭和55年)に鉄道友の会ローレル賞を受賞した。

外板のみステンレスのため鋼製部分の車体が腐食しやすく、2006年(平成18年)から 7300形7500形への置き換えが進み、2007年(平成19年)3月25日に引退した。
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(この項おわり)
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