京浜急行電鉄 2100形はドレミファインバーター搭載

音階を奏でる独特のVVVFインバーター装置
京浜急行 2100形
2006年11月5日 京急蒲田駅 写真:ままぱふぅ
京浜急行2100形電車は、1998年(平成10年)にデビューしたオールクロス車の4代目である。
前面は 600形と共通で、京浜急行線内を快速特急を中心として走っている。8両編成。

2扉車のため、いまのところ、地下鉄には乗り入れない。
平日夕方から、座席定員制「京急ウィング号」に充当される。
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2006年11月5日 京急蒲田駅
発車時に車体下部からこぱふぅが好きな「ファ、ソ、ラ、シ、ド、レ、ミ……」の音階が聞こえてくるが、これはドイツ・シーメンス社製のトラクションコンテナ(VVVFインバータ装置)が発する音。鉄道ファンの間ではドレミファインバータと呼ばれている。
インバーター制御装置やモータの駆動音は完全に消せないので、音楽のようにして不快感を和らげてしまおうというアイデアから生まれたシーメンス独特の仕組みである。プログラムを書き換え、モーターに流れる電流の周波数を段階的に引き上げる独自の技術で音階にしている。

2008年(平成20年)ごろから始まった機器更新で、部品調達しやすい日本製のインバーターが採用された。
2011年(平成23年)11月現在、ドレミファインバーターを搭載した2100形と新1000形のは13編成を残すのみで、残念ながら数年後には姿を消すという。

ブルースカイトレイン

京急ブルースカイトレイン 2100形
2006年11月5日 三崎口駅 写真:ままぱふぅ
2100形の青色の車両は、別名を「京急ブルースカイトレイン」という。色を変えただけで、中身は同じだ。600形の青色もある。
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京急ブルースカイトレイン 2100形
2006年11月5日 三崎口駅 写真:ままぱふぅ
青い車体の電車は600形1編成、2100形が1編成なので珍しい。
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京急ブルースカイトレイン 2100形
2006年11月5日 三崎口駅 写真:ままぱふぅ
羽田空港の空と三浦半島の海をイメージして青色にし、カモメの絵が付いている。
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京急ブルースカイトレイン 2100形
2006年11月5日 京急蒲田駅 写真:ままぱふぅ
京急ブルースカイトレイン2100形は、運転台に57番と64番の番号が書いてあるものだけ。運行予定は公式サイトで調べることができる。途中で赤色の電車と連結する。600形の運行は複雑なのでホームページには載っていない。
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京浜急行電鉄 関連
(この項おわり)
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