ノートPC用ゲル冷却シート「SX-A4L02」で45℃以下に

2006年7月 購入
ノートPC用ゲル冷却シート「SX-A4L02」
夏場のノートPCは辛い。空調がキーンと効いているサーバルームならともかく、電気代が気になる自宅や、クールビズで設定温度が高くなっているオフィスでは、熱がたまる一方である。

日頃、木製デスクの上でファンレスのPanasonic Let's noteに外部ディスプレイを付けて拡張デスクトップ設定にしている。これは一番熱が逃げにくいパターンである。いくら Core Duoの発熱量が少ないとはいえ、発熱源はCPUだけではない。HDDも、かなり熱を持つ。バックグラウンドでウイルスチェックが始まろうものなら、途端に45℃を突破してしまう。
HDDの場合はCPUより深刻で、45℃以上の状態が長く続くと、寿命が極端に短くなるのだ。以前使っていた Let's note は、そのせいか、1年半でHDDがクラッシュしてしまった。

ノートPCユーザーは、HDD Healthを常駐させて、温度が臨界を超えないことを監視することをお勧めする。
まず、金属製の冷却台を買おうかと思ったのだが、キーボードの位置がかなり高くなってしまうので、パームレストが必要になる。どうもパームレストは苦手なので、薄手の冷却ゲル・シートを買ってみた。それが本製品である。
2種類の吸熱ゲルが熱伝導性の高いアルミ素材を通してノートパソコンの熱を冷却ゲルに吸収させ、ゲル全体に拡散し同時に放熱するというメカニズムである。
水枕のように冷蔵庫で冷やすものかと思っていたら、「冷蔵庫で冷やさないでください」と書いてあった。

実際に使ってみると、相変わらずノートPCは熱いのだが、45℃を超えることはなくなった。必要最低限の冷却効果は見込める。本製品のサイズは、幅315×奥行290×厚4mm――A4サイズのノートPCの底面を楽々カバーする。これより小さいラインナップもある。
ただし、底面に冷却ファンがあるタイプでは使えない。
(この項おわり)
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