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ATOKを使い始めて 20 年以上――ユーザー辞書をバックアップすると、学生時代に登録した単語などがあって懐かしい。
2008 年 9 月、月額300 円で最新バージョンを利用できるという「ATOK 定額制サービス」(ジャストシステム)がスタートした。2009 年 9 月 8 日現在、Windows版と Macintosh版の 2種類がサービスされている。ATOK 2009」相当の機能が利用できる。 早速、1 年分の利用権が入っているパッケージを購入した。継続利用する際は、このパッケージを追加購入し、プロダクトキーを入力するだけでよい。 |
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当時は文節単位の変換がセオリーだったが、最近では一文を丸ごと変換することで学習機能が強化されるようになった。以前は不可能とされていた「貴社の記者が汽車で帰社した」も一発で変換できる。(最近では「貴社」ではなく「御社」を使うようになり、ここにも時代の流れを感じる)
最近の Windows では、標準添付の日本語変換ソフト「MS-IME」の進化が止まっている。マイクロソフト日本法人の元社長・古川氏に言わせると「さらに...お馬鹿になっていく」とのこと。 一方の ATOK は、地道だが、楽しい進化を見せてくれる。最近では、インターネット上の用語検索もできるようになった。そこで、さすがに毎年はきついが、2~3 年に一度はバージョンアップ版を購入するようにしている。 月額300 円=1 年で 3600 円=3 年で 1 万 800 円⇒計算すると現在のペースでパッケージ版を買った方が安いのだが、「ATOK なら毎月 300 円払っていいかな」という気にさせてくれる。 |
ATOK 2010 が発表 |
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2010 年 2 月 5 日、新バージョン「ATOK 2010」が発売され、定額サービスも ATOK 2010 にバージョンアップされた。
ATOK 2009 からの大きな機能変更・追加はないものの、変換精度が向上し、文脈を解釈した変換が可能になっている。 たとえば下記の 2 文を一気に変換しても、間違いなく変換してくれる。 銀行の口座へ入金する。変換も心持ち早くなっているような気がする。 |
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| 記号や顔文字を入力するときには ATOK クリックパレットが便利だ。 |
ATOK2009 と ATOK 4E |
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2009 年 2 月 6 日、新バージョン「ATOK 2009」が発売された。同時に、定額サービスも ATOK 2009 にバージョンアップされた。
ATOK2009 では、「ATOK 4E」と呼ばれる英語入力支援機能が搭載された。 日本語変換中に [英数] キーを押下すると ATOK 4E が働き、英単語のスペルチェックを行ったり、推測モードで英単語の一覧を表示してくれる。また、一部の単語については、ローマ字で入力した日本語を英単語に翻訳変換してる。 上の写真では "inter" まで入力したところ、推測変換で "Internet" が表示されている。ここで [End] を押下すると英和辞書が起動し、右側に日本語の意味が表示されている。 この機能は、プログラムを書いていて、英語で表す変数名や関数名を書くときにとても便利だ。 |
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左図のように、助詞・助動詞の助言もしてくれる。 中学時代の英語の授業で助詞・助動詞に悩まされたが、それも遠い昔の話になりつつある。 |
USB メモリ版 ATOK2009 |
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2009 年 4 月、「ATOK 2009」を 2G バイトの USB メモリに収録した製品が発売されることになった。Netbook など、光ディスクドライブを持たない PC 向けだ。 通常版「ATOK 2009 for Windows ミニ PC」(8000 円)と、バージョンアップ版「ATOK 2009 for Windows ミニ PC AAA 優待版」(5250 円、直販サイトでのみ販売)の 2種類を販売。 ソフトの容量は 195M バイトで、残りの約 1.8G バイト分は通常の USB メモリとして利用できるという。 |
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ATOK2008 と ATOKダイレクト |
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ATOK2008 の機能で重宝しているのが「ATOK ダイレクト for はてな」だ。これは、ATOK と Web 検索をシームレスに結合した「ATOK ダイレクト」機能の 1 つで、ATOK のプラグインの形でダウンロードできる。
ぱふぅ家のホームページのコンテンツには、「IME」や「ATOK」のように「*」(アスタリスク)が付いていて、「はてなキーワード」や「Weblio辞書」にハイパーリンクを張っている単語がある。 その単語が辞書に存在しているかどうか、適切な説明がなされているかどうか、原稿を作る際に目視で確認している。結構地道な作業で、いままではブラウザが手放せなかった。それが、「ATOK ダイレクト for はてな」のおかげで、テキストを変換しながら確認できるようになった。ネット検索なので、辞書変換のようにスピーディにはいかないが、ブラウザとウィンドウを切り換えるよりははるかに便利である。 この他にも「goo」「LogoVista辞典検索」「乗換案内」が利用できる。 「ATOK ダイレクト」はβサービスという位置づけだが、今後、ぜひとも製品版に取り入れてほしい。 |
電子辞典 |
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様々な「電子辞典」も文書作成の手助けになる。 電子辞典は別売り(同梱パッケージ販売有り)だが、ATOK2005 の時代に発売された電子辞典が現在でも利用できる。 「広辞苑 第六版 for ATOK 」は、文字だけでなく図、カラー写真、音声も収録されている、まさに「電子辞典」である。 |
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変換支援 |
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携帯電話は単語単位での先読み変換を行うが、ATOK の場合、長い文節を先読み変換してくれる。何度も繰り返し同じ言い回しを使うようなビジネス文書では威力を発揮する。
[Ctrl+BS] を押下すると、確定した変換結果を取り消すこともできる。これも重宝する機能である。 |
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ATOK先生(?) |
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最近の ATOK は、日本語の誤りを指摘する校正支援機能が充実している。
たとえば「こうせいしょう」を変換しようとすると、「厚生省《名称変更「→厚生労働省」》」と表示され、[Shift+Enter] を押下すると、変更後の「厚生労働省」で確定できる。一方、「きゅうこうせいしょう」と入力すると、そのまま変換される。 その他、二重否定などや助詞の多用についても注意してくれる。 あまりにも繰り返し指摘してくれるのでウザイと感じることもあるのだが、逆に、美しい日本語を教えようと使用者をトレーニングしているのではないかと感じることもある。 もしかして、ATOK は道具としてのソフトウェアという形態から進化し、「ATOK 先生」になったのかもしれない。「もしかして‥‥」ではじまる Google 先生より、間違いをズバリ指摘してくれる頼もしい先生である。 「日本語練習帳」(大野晋/岩波書店/1999 年 01 月)や「理想の国語教科書」(齋藤孝/文藝春秋/2002 年 04 月)が人気だが、コンピュータの日本語変換事情はお寒い。経営上は難問山積だと思うが、まだまだ ATOK には現役で頑張っていただきたい。 |
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参考サイト |
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(この項おわり)
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2008年09月17日 作成
2010年02月06日 更新
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