Webブラウザ「Google Chrome」はIEより軽い

2010年12月 入手
Google Chrome
無償の Web ブラウザ Google Chrome(グーグル・クローム)を使い始めた。

常用している Sleipnir に不満があったわけではなく、Google Chrome でもぱふぅ家のホームページが正常に表示されているかどうかチェックするためにインストールしてみたのだが‥‥早い。起動が極めて早いのである。

動作環境

項目 要求要件
OS Windows 7 / 8 / 8.1 / 10
Mac OS X 10.9 以降
64bit Ubuntu 14.04以降 / Debian 8以降
openSUSE 13.1 以降、Fedora Linux 21 以降のいずれか
Android
iOS 7.0以上
プロセッサ Windows : Intel Pentium 4 以降のプロセッサ(SSE2 対応)
MacOS X : 64 ビット Intel プロセッサ
ディスクの空き容量 350MB
RAM 512MB
最新バージョン 57(2017年3月9日)

主要機能

項目 仕様 コメント
テーマ 世界中のアーティストが作成したテーマを利用できる。 シンプルなデフォルト・テーマのまま使っている。
アドレスバー URL表示、履歴閲覧、検索が1つのアドレスバーに集約 シンプルで使いやすい。
タブと安定性 ひとつのタブがクラッシュしても、他のタブにまで影響が及ばないようになっている。
自動翻訳 ウェブページの言語がブラウザの設定言語と異なっていると、ウェブページを設定言語に翻訳するかどうかを確認するメッセージが表示される。
シークレット モード どのウェブサイトにアクセスしたかをブラウザの履歴に記録したくない時に使う。
その他 本体機能はシンプルで、必要な機能は拡張機能を追加する形になっている。

バージョン58

2017 年(平成 29 年)4 月 19 日、バージョン 58 がリリースされた。
不具合の修正や機能向上を行ったほか、29 件のセキュリティ問題に対処した。

5 月のセキュリティアップデートでは、64 ビット版の Windows で 32 ビット版の Chrome を使っている場合、メモリが 4G バイト以上あって自動更新を有効にしていれば、今回のアップデートの間に 64 ビット版の Chrome に切り替わる。安定性とパフォーマンス、セキュリティを向上させる目的だという。

バージョン57

2017 年(平成 29 年)3 月 9 日、バージョン 57 がリリースされた。
バックグラウンドタブでの電力消費を大幅に改善し、25%削減したとしている。
また、36 件のセキュリティ問題を修正した。

バージョン56

2017 年(平成 29 年)1 月 25 日、バージョン 56 がリリースされた。

予告されていた HTML5 のデフォルト化は、初めて訪問した際に Adobe Flash Player プラグインを実行するかどうかを問うプロンプトが表示され、ユーザーが明示的に有効化する意思を表明しない限り Flash コンテンツが自動で読み込まれなくなる。「Flash」を実行するかどうかは、Web サイト単位でコントロール可能だ。

セキュリティ面でhttps 接続を推進することから、パスワードやクレジットカード番号を入力させる Web ページに通信が暗号化されない http 接続が使われている場合、アドレスバーの URL の前に灰色で「Not secure」の文字が表示されるようになった。
また、危険性が指摘されているハッシュアルゴリズム「SHA-1」を使った証明書のサポートが完全に打ち切られ、そうした Web サイトを閲覧しようとすると警告が表示されるようになった。
その他、51 件の脆弱性が修正された。

高速化の面では、リロードの動作を変更したことで、28%高速化し、バリデーションのリクエストを 60%削減した。

バージョン55

2016 年(平成 28 年)12 月 1 日、バージョン 55 がリリースされた。予告されていた HTML5 のデフォルト化は、2017 年(平成 29 年)1 月末予定のバージョン 56 に延期された。
バージョン 55 へのアップデートでは、危険度が同社の 4 段階評価で上から 2番目に高い「高」に分類される 12 件を含む 36 件の脆弱性が修正された。

64ビット化

Chrome の起動や、多数のタブを開いたときに動作が遅くなる場合がある。これは、32 ビット・アプリのためだ。
Windows 10を導入して 64 ビット化したことから、Chrome も 64 ビット版を導入してみることにした。
Google Chrome 32bit
タスクマネージャを開き、「Google Chrome(32 ビット)」と表示されていれば、インストールされている Chrome は 64 ビット版だ。ダウンロードサイトに行けば、自動的に 64 ビット版をインストールできる。ブックマークや拡張機能はそのまま移行される。
インストールが終わったら、すべての Chrome を終了し、再び Chrome を立ち上げる。データ移行をしているためか、初回のみ起動に時間がかかる。
Google Chrome 64bit
これが 64 ビット版の Chrome が動いている状態。
メモリ消費量は変わらないが、多くのタブを開いてもパフォーマンスが低下しない。

バージョン54

2016 年(平成 28 年)10 月 12 日、バージョン 54 がリリースされた。「Custom Elements V1」や「BroadcastChannel」といった新機能が搭載されている。また、YouTube の埋め込みプレーヤーが Flash版だった場合に、自動で HTML5版へ置き換えられるようになる。

Custom Elements V1」は、開発者が独自の HTML タグを定義するための規格だ。
div や span タグに ID やクラスを設定して JavaScript で操作する従来の方法に比べ、タグの名前に意味を持たせて役割をわかりやすくできるほか、処理をカプセル化することでメンテナンス性を高めることができる。

BroadcastChannel」はタブ間の通信を実現する規格。複数のタブを開いている場合に、そのタブ同士で情報がやり取りできるようになる。

バージョン53

2016 年(平成 28 年)8 月 31 日、バージョン 53 がリリースされた。Web ページの解析などのために背後で稼働するタイプの Flash のブロックを開始した。ページの読み込みを遅くしているため。また、危険度「高」に分類される 13 件を含む計33 件のセキュリティ問題が修正された。

バージョン52

2016 年(平成 28 年)7 月 20 日、バージョン 52 がリリースされた。48 件のセキュリティ問題に対処したほか、iOS特有の URL スプーフィング問題なども修正された。

バージョン51

2016 年(平成 28 年)5 月 25 日、バージョン 51.0 がリリースされた。42 件のセキュリティ問題に対処したほか、不具合の修正や新機能が盛り込まれた。

バージョン50

2016 年(平成 28 年)4 月 13 日、バージョン 50.0 がリリースされた。

このバージョンから以下の OS 向けにはアップデートをリリースしない。
  • Windows XP、Windows Vista
  • Mac OS X 10.6、10.7、10.8
  • 32-bit Linux、Ubuntu 12.04(Precise)、Debian 7(Wheezy)


ネット接続環境が悪い場合などに起きていたプッシュ通知の不具合が改善され、複数端末での重複通知を避けられるようになった。
"link rel=preload" 属性をサポートするようになり、リソースが複数の場所に分散していてこれまで読み込みに時間がかかっていた Web ページで、開発者側があらかじめリソース場所を指定すれば、表示が速くなる。
セキュリティ問題は 20 件が修正された。

バージョン49

2016 年(平成 28 年)3 月 2 日、バージョン 49.0 がリリースされた。

閲覧中のサイトをスクロールしたときにスルスルと下の方が表示される「Smooth Scrolling」に対応した。また、ブラウザを閉じていてもバックグラウンドでデータの送受信を行う「Background Sync API」にも正式に対応。

その他、プラグインなしでオーディオとビデオの録画が行える「MediaRecorder API」や、拡張機能のボタンがすべてツールバーに表示されるようになった。不要なボタンを表示したくない場合は、右クリックメニューから非表示にしたり、削除することも可能。

バージョン48

2016 年(平成 28 年)1 月 10 日、バージョン 48.0 がリリースされた。

暗号強度が弱いとされている RC4 暗号が、デフォルトで無効化された。
これにより、RC4 以下の強度の暗号でしか接続できない HTTPS サイトに接続できなくなる。RC4 暗号を使った HTTPS サイトに接続すると「ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」とのエラーと「このウェブページにアクセスできません」との文字列が表示される。

バージョン47

2015 年(平成 27 年)12 月 1 日、バージョン 47.0 がリリースされた。

バグ修正が中心だが、日本語環境ではデフォルトのフォントがメイリオから MS P ゴシックに戻された。これにともない、表示が変わるサイトも出てくる。
設定のフォントのカスタマイズ(chrome://settings/fonts)から、フォントの設定は変更することができる。

バージョン45

2015 年(平成 27 年)9 月 1 日、バージョン 45.0 がリリースされた。

ノート PC などでの消費電力節約のために、Web ページの重要ではない Flash コンテンツを自動的に停止する機能を追加した。最大で 15%バッテリー持続時間が延びたという。その他にも様々な改善を行い、平均的な Web サイトでは 10%、Gmail のような複雑なサービスでは 25%、メモリ消費が減ったという。

URIスキーム

NAPI はバージョン 45 で廃止されることが決まっている。そのとき、本当に拡張機能「IE Tab Multi」が動作しなくなる。
回避策を探しているうちに、シャープの電子書籍 GALAPAGOSリーダーアプリが、Chrome から起動することを思い出した。調べてみると、URI スキームという仕組みを使っていることが分かった。

URI スキームとは、URL の先頭にある "http:~" の部分である。コロン : の前はリソースに到達するための手段を、その後ろはリソースの場所を示す。
"http:~", "https:~", "ftp:~" などがよく使われる URI スキームであるが、"mailto:~" ではメーラーが起動することがある。
つまり、URI スキームを使ってアプリを起動することができる。

Windows では、URI スキーム はレジストリに設定されている。
先度ほどの GALAPAGOS リーダーアプリ の場合、"galapagosapp:~" という URI スキームが設定されている。そのレジストリキーは以下の通りだ。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp]
@="URL:galapagosapp"
"URL Protocol"=""
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell\open]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\galapagosapp\shell\open\command]
@="C:\\Program Files (x86)\\SHARP\\GALAPAGOS\\GPBookShelf.exe \"%0\" \"%1\""



これを「WZ EDITOR」に適用したのが、以下のレジストリである。

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp]
@="URL:wzeditorapp protocol"
"URL Protocol"=""
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell\open]
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\wzeditorapp\shell\open\command]
@="C:\\Program Files (x86)\\WZ EDITOR 9\\wzeditorapp.bat %1"



引数 %1 を使って編集対象ファイルを渡すのだが、WZ EDITOR 側に URI スキーム "wzeditorapp:" も含んで渡されてしまう。これでは都合が悪いので、バッチ処理 "wzeditorapp.bat" を介して URI スキームの部分を削除するようにした。
バッチ処理 "wzeditorapp.bat" の中身は以下の通り。

echo off
set fname=%1
set fname=%fname:~15%
"C:\Program Files (x86)\WZ EDITOR 9\wzeditor.exe" "%fname%"

バージョン42

2014 年(平成 26 年)4 月 14 日、バージョン 42.0 がリリースされた。

NPAPI プラグインがデフォルトで無効化された。このため、拡張機能「IE Tab Multi」が動作しなくなった。
NPAPI プラグインを有効化するためには、“chrome://flags/#enable-npapi”と入力して[Enter]キーを押す。

また、デフォルトのフォントがメイリオに変更になった。このため、一部のサイトでレイアウトが崩れるという問題が起きている。
対策としては、拡張機能「Advanced Font Settings」を導入し、「Scipt→Japanese」を選択肢、フォントの種類を変更する。

IE Tab Multi

IE Tab Multi
IE Tab に代わり、拡張機能「IE Tab Multi」を使い始めた。
IE Tab の機能に加え、IE Tab の中で複数のタブウィンドウを開くことができ、作業がはかどる。

バージョン35

2014 年(平成 26 年)5 月 20 日、バージョン 35 がリリースされた。
今回のアップデートでは、一般ユーザー向けの新機能は追加されていないが、安定性と性能が向上したという。また、セキュリティ関係では、上から 2番目に高い「High」4 件を含む 23 件の脆弱性に対処した。

開発者向けとしては、タッチ入力制御が柔軟になり、JavaScript の新機能が追加され、「Shadow DOM」が接頭辞なしで使えるようになり、多数のアプリ/拡張機能の API が追加された。

バージョン12

2011 年(平成 23 年)6 月 8 日、バージョン 12 の安定版をリリースされた。セキュリティとグラフィック処理が強化された。
公式サイトから無償でダウンロードできるほか、すでに Google Chrome を使用している場合は自動的にアップデートされ

悪意のあるコンテンツを含むファイルがダウンロードされる際に警告を表示するほか、いわゆる Flash クッキーを設定画面から削除できるようになった。
3D CSS のハードウェアアクセラレーションをサポートし、3D エフェクトを利用する Web サイトや Web アプリケーションを速く実行できるようになった。

Google Reader

GoogleReader
起動・読み込みが早いので、ホームページを Google Reader に設定しておき、その日のニュース記事を閲覧できるようにしている。

Google Reader は、ニュースサイトの RSS を登録しておけば、未読記事のタイトルが太字になっているのでわかりやすい。

2013 年(平成 25 年)7 月、Google Reader はサービスを終了したため、feedly に乗り換えた。

AutoPatchWork

AutoPatchWork
朝日新聞デジタルを利用しているのだが、記事の切り抜き(PDF 化)をしようとすると、長い記事では画面が複数ページに分かれているのでその都度印刷ボタンを押して、Acrobat でファイルを 1 本化しなければならないので手間がかかる。
Google Chrom の拡張機能「AutoPatchWork」を使うことで、その手間が省ける。

AutoPatchWork は、ページの下までスクロールすると、もし続きのページがある場合には、自動的に連続したページであるかのように表示してくれる。そして、画面上にページ番号が表示される。
たいへん便利な拡張機能である。

IE Tab

IE Tab
Google Chrome は IE と異なり ActiveX を利用できない。
セキュリティを保つためにはその方が好都合なのだが、“俺様アプリ”の中にはブラウザから ActiveX経由で Windows アプリを呼んでいるものがいくつかある。たとえば、このホームページを編集しているツールがそうである。

この問題は、Google Chrom の拡張機能「IE Tab」を使うことで解決する。
GoogleChrome の URL を "chrome-extension://hehijbfgiekmjfkfjpbkbammjbdenadd/iecontainer.html#url=IE で表示させたい URL" とすることで、IE の描画エンジンで表示するように指定できる。

Shortcut Manager

拡張機能「Shortcut Manager」は、Google Chrome にショートカットキーを追加する機能だ。
Sleipnir のショートカットキーに慣れているので、Google Chrome にも同じキーが使えるように設定している。

環境のバックアップ

Google Chrome の実行ファイルはユニークな場所にある。

Windows XPC:\Documents and Settings\アカウント名\Local Settings\Application Data\Google\Chrome\Application\chrome.exe
Windows Vista/7C:\Users\アカウント名\AppData\Local\Google\Chrome\Application\chrome.exe
Google パックでインストールC:\Program Files\Google\Chrome\Application


このディレクトリをすべてバックアップすれば、お気に入りや拡張機能、その他の設定がすべて保存できる。なお、"\Google\Chrome\User Data\Default\Cache\" はブラウザ・キャッシュなので、このディレクトリだけは保存する必要はない。

参考サイト

(この項おわり)
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