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インストーラをつくる

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PriadoBlender のおかげで EXE ファイルはできたが、DLL ファイルなど配布しなければならないファイルが多いので、初心者が正しくインストールできるかどうか不安が残る。そこで、すべての配布ファイルを1つのインストール・プログラムにして、初心者でも簡単にインストールできるようにする方法を紹介する。

ZIP ファイルによる配布の限界

前回作成した makepassword.exe を配布することを考えてみよう。
EXE ファイルを含むフォルダ/ファイル一式をフォルダ構造ごと ZIP 形式に圧縮し、配布するというのが、一番手っ取り早い方法である。
ところが、相手が初心者だと、フォルダ構造ごと解凍してくれないことがある。また、PriadoBlender が生成する EXE ファイルは、構造上、アイコンを付けることができない。ファイルエクスプローラーで拡張子を表示していないような初心者ユーザーにとってはは、どれを実行すればよいかわからない恐れがある。
そこで、フリーソフトの配布によく使われている(それ自身もフリーソフト)の Inno Setup CompilerISTool を使ってインストーラーを作ってみることにする。

Inno Setup Compiler と ISTool の基本機能

Inno Setup Compiler の基本的な機能は以下の5つである。

  1. 配布ファイルを1つのインストーラーにまとめることができる(圧縮もできる)
  2. アイコン・ファイルを登録できる
  3. Windowsスタートメニューに「プログラムグループ」として登録できる
  4. アンインストーラーを用意できる
  5. バージョン情報を登録できる

また、インストール中のメッセージや画像も自由に変更したり、多言語インストーラをつくることもできるという多機能なツールである。

ただし、さまざまなインストール条件を Inno Setup Compiler 専用のスクリプト言語で記述し、それをコンパイルしてやる必要がある。この言語体系を覚えるのは大変なので、GUI で比較的簡単にスクリプト言語を生成するのが ISTool である。