彰化扇形庫は現役の転車台付き鉄道車庫

2019年9月18日 撮影
転車台 - 彰化扇形庫
転車台
彰化扇形庫 (しょうかせんけいこ) (台湾彰化県彰化市)は1922年(大正11年)に建設された、転車台を中心とする12本の車庫線が放射状に配置され、半円形の車庫が設置された扇形庫である。
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転車台 - 彰化扇形庫
転車台
日本統治時代、5つの扇形庫があったが、他4箇所は1994年(平成6年)までに解体された。彰化県の県定古蹟で、2001年(平成13年)の台湾十大土木史蹟に選定された。
車庫の煙突は、蒸気機関車の排煙を逃すためものも。
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転車台 - 彰化扇形庫
転車台
台湾の鉄道ファンの請願活動により、現在も現役稼動している。
ただ、現役の施設なので、転車台が回るかどうかは、その日の運次第。
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CK124号蒸気機関車 - 彰化扇形庫
CK124号蒸気機関車
CK124号蒸気機関車は、C12形と同系列で、日本車輌製造が1936年(昭和11年)に製造した。C12形と異なり、車両の両側に導煙板が設置された。
動輪直径1.4メートル、全長11.4メートル、空車重39.90トン、運転整備時50.85トン。燃料積載量1.5トン、水タンク容量は5.5m3。牽引力は8280kg、最高速度85km/h。

動態保存されており、2000年(平成12年)の修繕修理以降、イベント列車を牽引している。
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彰化扇形庫
彰化扇形庫
平日は13時~16時、休日は10時~16時で一般開放されている。定休日は月曜日。
機関区の入口案内所で、安全維護切結書(安全管理誓約書)に氏名、住所を書く。外国人はパスポートの提示を求められる。
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R150形ディーゼル機関車 - 彰化扇形庫
R150形ディーゼル機関車
R150形ディーゼル機関車は、1973年(昭和48年)、米エレクトロ・モーティブ・ディーゼル社で20両が製造されたもので、東部幹線を中心に活躍している。
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R150形ディーゼル機関車 - 彰化扇形庫
R150形ディーゼル機関車
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R20形ディーゼル機関車 - 彰化扇形庫
R20形ディーゼル機関車
R20形ディーゼル機関車は、台湾初のディーゼル機関車で、1960年(昭和35年)に導入された。

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DHL100形ディーゼル機関車 - 彰化扇形庫
DHL100形ディーゼル機関車
DHL100形ディーゼル機関車は、老朽化していた入換用ディーゼル機関車を置き換えるために導入されたセミセンターキャブ式の液体式ディーゼル機関車で、2002年(平成14年)までに、新潟鐵工所と台湾車両が15両を製造した。
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事業用貨車 - 彰化扇形庫
事業用貨車
機関区の脇に、事業用貨車が留置されている。
彰化扇形庫
彰化扇形庫の向かいは、彰化駅である。

乗り越え禁止のアイコンが面白い。
彰化扇形庫

交通アクセス

【鉄道】
  • 台鉄「彰化駅」から徒歩約10分

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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