羽沢横浜国大駅は相鉄・JR直通線の運行に伴い誕生

2019年12月29日 撮影
羽沢横浜国大駅
羽沢横浜国大駅(神奈川県横浜市神奈川区羽沢南2-471)は、相鉄・JR直通線の運行に伴い、2019年(令和元年)11月30日に開業した駅である。2010年(平成22年)に着工し、2015年度の開業を目標にしていたが、JR東海道貨物線内の工事が難航し、開業が遅れた。地元の羽沢地区と横浜国立大学からの要望で、2017年(平成29年)12月に駅名が決まった。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(2560×1707 ピクセル, 1261 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
JRにおける所属路線は東海道本線(東海道貨物線)で、隣の武蔵小杉駅までの運賃は310円。ところが、路線図で離れているように見える鶴見駅までは170円だ。
じつは、相鉄線方面からやってきた新宿行きの直通列車は、鶴見駅を通過し、武蔵小杉駅に停車する。鶴見駅までの距離は8.8kmなのに対し、武蔵小杉駅は16.6kmある。このため、運賃の逆転現象が発生した。

鶴見駅に行こうとすると、鶴見~武蔵小杉間と鶴見~横浜間を重複して利用するため、その分の片道切符を買わなくてはいけないように感じるが、羽沢横浜国大→武蔵小杉→横浜→鶴見のルートで乗り継ぐ場合には特例が適用され、最短経路運賃の170円で済むという。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1264×1920 ピクセル, 844 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
羽沢横浜国大駅は、地上階に改札口1カ所、地下1階に相対式2面2線のホームがある。ホームの東側(東京方向)でJR直通線と東急直通線が分岐し、JR直通線はその先で東海道貨物線に合流する。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 714 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
駅舎のデザインは、相鉄グループが取り組む「デザインブランドアッププロジェクト」に基づき、キーマテリアルである鉄・レンガ・ガラスなどを用いてデザイン性を向上させると共に、キーカラーであるダークグレーを使う事で案内サイン等の視認性向上を図っている。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1920×1276 ピクセル, 865 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
羽沢横浜国大駅は、最も近い相鉄線上星川駅まで約2km、周辺はバスだけが走る鉄道空白地帯となっている。相鉄は、1日あたりの乗降人数を1万人と見込んでいる。
時刻表によれば、運転間隔は朝ラッシュ時で10~20分間隔、データイムには約30分間隔となっている。これは横浜市内の駅としては異例の少なさである。JR側の過密ダイヤや貨物列車のためだ。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1032 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
2022年(令和4年)下半期、相鉄・東急の直通運転が開始される予定。東急方面とJR方面は羽沢横浜国大駅から東京寄りで分岐する計画で、東急側は貨物列車やJRダイヤの影響を受けにくく、新横浜駅に直通できるメリットがある。相鉄側から新横浜・東急線方面への増発が実現すれば、JR直通時点では渋谷・新宿方面に限られている行き先もさらに増えるだろう。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1102 Kbyte)
羽沢横浜国大駅
羽沢横浜国大駅から、横浜国立大学の西門、北門までは、いずれも15分ほどかかる。
羽沢横浜国大駅が開業する前からあった横浜市営地下鉄「三ツ沢上町駅」から正門までも約15分である。

横浜国立大学のキャンパスは広いので、西門・北門に近い理工学部は便利になるかもしれない。
羽沢横浜国大駅の大きな写真大きな写真
(1067×1600 ピクセル, 467 Kbyte)

交通アクセス

行き方ナビ
出発地の最寄駅:

目的地:羽沢横浜国大駅

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
header