猿ヶ森ヒバ埋没林と猿ヶ森砂丘

2022年7月1日 撮影
猿ヶ森ヒバ埋没林
猿ヶ森ヒバ埋没林
猿ヶ森ヒバ埋没林(青森県下北郡東通村大字猿ヶ森猿ヶ森国有林88る林小班)は、広さ3.52haにわたって青森県指定自然環境保全地域になっており、太平洋岸にある猿ヶ森砂丘から飛来する砂などの影響で、800~1000年前にヒバ(ヒノキアスナロ)が立ち枯れて埋もれてしまったと考えられている。

その後に繁った草木とと立ち枯れたヒバが渾然一体となり、不思議な空間を形作っている。
猿ヶ森ヒバ埋没林の大きな写真大きな写真
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猿ヶ森ヒバ埋没林
猿ヶ森ヒバ埋没林
かつて下北半島はヒバの大森林地帯だったが、約6000年前に起こった縄文海進により太平洋から砂が堆積し、猿ヶ森砂丘が形成された。ここから砂が内陸の森林地帯に飛散する自然の影響に加え、弥生時代前期から始まった製鉄により、砂鉄を採集したり森林伐採するなどの人為的影響が加わり、埋没林が形成されたと考えられている。

ヒバは、軽くて水や湿気に強く、抗菌性や防虫・防臭効果もあり、高級建材として利用されている。
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猿ヶ森砂丘
猿ヶ森砂丘
東通村の太平洋沿岸に、東西約2km、南北約17kmにわたって猿ヶ森砂丘が続いている。ほぼ全域が防衛装備庁の試験場となっており立ち入ることが。面積は測定されていないが、鳥取砂丘をしのぐ、国内最大の砂丘とされている。
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交通アクセス

【バス】
  • むつバスターミナルから下北交通バス、泊行き乗車約40分、「下田代」下車徒歩約40分

参考サイト

近隣の情報

(この項おわり)
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