大山ダムはウォール・マリア

2023年8月3日 撮影
大山ダム
大山ダム
大山ダム(大分県日田市大山町西大山地先)は、筑後川水系赤石川に建設されたダムで、1983年(昭和58年)に着工し、2012年(平成24年)に完成した。
大山ダムがある日田市 (ひたし) は、漫画『進撃の巨人』の作者の諫山創 (いさやま はじめ) さんの出身地。
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大山ダム
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日田市は『進撃の巨人』とコラボレーションによる町おこしを行っており、連載10周年記念プロジェクトとして、市民有志がクラウドファンディングで資金を募り、大山ダムウォール・マリアに見立て、初めて巨人が襲ってきた「はじまりの場所」を再現すべく、エレン、ミカサ、アルミンの少年期の銅像を建て、2020年(令和2年)11月に諫山さんも同席し除幕式が行われた。ARアプリをかざすとダム上に巨人が現れる。
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大山ダム
大山ダム
筑後川は、熊本、大分、福岡、佐賀の4県にまたがる幹川流路延長143km、流域面積2,860km2の九州第一の河川で、筑紫次郎の愛称がついている。古くから、灌漑、舟運、発電などにより地域経済に寄与する反面、数々の水害をもたらしてきた。明治以降だけでも4度の大洪水を起こしており、とくに1953年(昭和28年)6月の大洪水では、死者147名、被災者54万人という未曾有の災害となった。また、降水量が少ないときの渇水にも悩まされてきた。

そこで、100年に1回発生する規模の洪水をも調整し、取水を安定化する目的で大山ダムの建設が計画された。
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大山ダム
大山ダム
大山ダムは重力式コンクリートダムで、堤高99メートル、堤頂長370メートル。総貯水容量は1960万m3に達する。

進撃の巨人』におけるウォール・マリアの高さは50メートルであるから、その2倍の高さがある。ただし、ウォール・マリアの総延長は3,200kmもあり、本州の長さの2倍を超える。
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大山ダム
大山ダム
当初、赤石川の名前をとって赤石川ダムと名付けられたが、赤石は水没地と関係のないところの地名であることから、町の要望を受けて大山ダムに改名した。

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大山ダム
大山ダム
ダム湖は公募により、烏宿湖 (うしゅくこ) と名付けられた。大山ダム烏宿山 (うしゅくやま) (標高544メートル)の山麓にあることから名付けられた。
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烏宿湖
烏宿湖
山頂には烏宿神社があり、修験道の霊場になっている。中腹にある御池の水は、不治の病や農作物の病気などに効く「幻の水」として評判。
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交通アクセス

【鉄道+タクシー】
  • 大分自動車道「日田I.C.」から約10km,3400円
【自動車】
  • 大分自動車道「日田I.C.」から約39km
大山ダム 関連

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参考情報

近隣の情報

(この項おわり)
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