ブルーライトは危険か?

2025年3月1日 更新

ブルーライトは危険か?

甘い物を食べるなら日中に
2018年(平成30年)8月、米トレド大学の研究チームは、ブルーライトが網膜の中心部にある黄斑 (おうはん) を傷つけ、失明の原因になる黄斑変性を引き起こすことを明らかにしました。
一方で、日本眼科学会などが2021年(令和3年)4月に、「小児のブルーライトカット眼鏡装用に対する慎重意見」という意見書を公開し、ブルーライトカット眼鏡装用は発育に悪影響を与えかねないと警鐘を鳴らしています。

ブルーライトが失明を起こすメカニズム

網膜には、オプシンと結合してロドプシンを形成する化合物レチナールがあります。ロドプシンは光が当たると、その信号を視細胞へ伝えます。
このレチナールにブルーライトを当てると、視細胞にとって有害な科学物質に変化することが分かりました。

また、研究チームはビタミンE由来のα-トコフェロールという物質が網膜の細胞死を防ぐ可能性があることを発見しています。

参考サイト

(この項おわり)
header