筋力トレーニングと死亡リスク低下

2026年07月21日 作成
ダンベルを持って筋力トレーニングをする中高年男性
アメリカのハーバード大学などの研究チームが、筋力トレーニングと死亡リスクの関係を調べました。医療従事者追跡調査、看護師健康調査、看護師健康調査IIという3つの大規模な追跡調査に参加した14万7374人(男性3万1540人、女性11万5834人)を対象に、最長30年間にわたって健康状態を追跡しました。この間に3万5798人が死亡しました。
分析の結果、筋力トレーニングを何もしていない人と比べて、週90分から119分の筋力トレーニングを行っている人は、あらゆる原因による死亡リスクが13%低く、心血管疾患による死亡リスクは19%、神経疾患による死亡リスクは27%、それぞれ低いことが分かりました。これは有酸素運動の量を考慮したうえでの結果です。
週120分を超えて筋力トレーニングを行っても、死亡リスクがさらに下がることはありませんでした。一方、がんによる死亡リスクは、筋力トレーニングの時間が少ない人(週1分から29分、週30分から59分)でのみ低下がみられ、それぞれ9%、12%のリスク低下が確認されました。
筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせた場合の効果も調べました。有酸素運動が不十分な人(週7.5メッツ時未満)で筋力トレーニングもしない人と比べ、有酸素運動と筋力トレーニングを両方十分に行っている人の死亡リスクが最も低くなりました。例えば、有酸素運動を週30〜45メッツ時、筋力トレーニングを週60〜119分行う人では、死亡リスクが45%低くなりました。
研究チームは、週120分程度までの筋力トレーニングが死亡リスクの低下に関連しており、それ以上増やしても効果は横ばいになるとしています。また、有酸素運動を週45メッツ時程度まで行っている人では、筋力トレーニングの量にかかわらず死亡リスクの低下に関連していたとしています。

参考サイト

(この項おわり)
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