ゆりかもめ 7300系は近未来を感じさせる新交通システム

ゆりかもめ 7000系
2025年5月16日 テレコムセンター駅 写真:パパぱふぅ
ゆりかもめ 7300系電車は、東京臨海新交通臨海線(通称「ゆりかもめ」)を走行する新交通システム用車両である。7000系を置き換え、臨海副都心のシンボルとしてふさわしい、近未来を感じさせる車両を目指し、2013年(平成25年)10月に営業運転を開始。2014年度のグッドデザイン賞を受賞。
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ゆりかもめ 7000系
2025年5月16日 汐留駅付近 写真:パパぱふぅ
前面の曲面ガラスは中央部を前方に突き出すことにより、左右の視界が広がり、出窓に立っているような効果を生み出す。前面展望座席が3席ある。また、足元まで拡張した前面ガラスから後方に流れていく走行路面を間近に感じることで、更なるスピード感を演出している。
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車体材は単一素材のアルミ合金を採用し、将来のリサイクル性の容易さに配慮した。ダブルスキン材を用いたセミモノコック構造で、安全性を確保するとともに、表面にはヘアーライン処理を施し、部分的にFRP材とカラーシートを配した完全無塗装車体として、環境面に配慮している。

拡幅車体と外吊り扉の採用により、車内は従来車よりも38mm広くなっている。全席がロングシートになり、7000系より最大乗車人員が1割増加している。

車両統合管理装置として TIMS(Train Integrated Management System)を採用している。
基本的に無人運転だが、先頭車両にはワンハンドルマスコンを装備し、乗務員による手動運転が可能となっている。運転台にはメータ表示器とモニタ表示器を備えており、従来はハードウェアで構成していた速度計などの計器や各種表示灯などは、メータ表示器に集約している。
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(この項おわり)
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