特急「北海」 キハ80形は国鉄初の特急型気動車

食堂車も連結
特急「北海」 キハ80形
2013年8月14日 小樽市総合博物館 写真:こぱふぅ
キハ80系は、国鉄が開発した初の特急型気動車である。1960年(昭和35年)年から1967年(昭和42年)まで384両が製造された。全国で活躍したが、1992年(平成4年)に定期運行から引退している。
特急「北海」 キハ80形の大きな写真大きな写真
(1920×1173 ピクセル, 787 Kbyte)
特急「北海」 キハ80形
2013年8月14日 小樽市総合博物館 写真:こぱふぅ
1967年(昭和42年)3月、函館~旭川間を山線経由で走る特急「北海」が新設され、本州の特急「はつかり」「白鳥」に接続するダイヤが組まれ、キハ80系気動車が投入され、食堂車も連結した。
特急「北海」 キハ80形の大きな写真大きな写真
(1600×1067 ピクセル, 577 Kbyte)
1981年(昭和56年)には運転区間が函館~札幌間に短縮される一方、キハ183系気動車を使用した1往復を加え、2往復態勢となる。その後は、キハ80系編成の食堂車廃止などの変化もあったが、山線を経由する唯一の特急として走り続けた。
しかし、1986年(昭和61年)11月、函館と札幌方面を結ぶ優等列車がすべて室蘭本線経由に統一されることとなり、「北海」の歴史に幕が下ろされた。
キハ80形 関連
(この項おわり)
header