JR九州 787系はロボットのよう

ブルーリボン賞、グッドデザイン賞、ブルネル賞を総なめ

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特急「リレーつばめ」

特急「リレーつばめ」787系
2016年3月21日 スペースワールド駅 写真:こぱふぅ
[787系:wikiedia:JR九州787系電車]はJR九州の特急用電車で、エル特急「リレーつばめ」や「有明」に利用されている。
水戸岡鋭治ドーンデザイン研究所がデザインを手がけており、ロボットのような印象的な形状をしている。
特急「リレーつばめ」787系の大きな写真大きな写真
(2560×1800 ピクセル, 1898 Kbyte)
特急「リレーつばめ」787系
2008年7月28日 長崎駅 写真:こぱふぅ
1992年(平成4年)7月にデビューし、1993年(平成5年)に鉄道友の会ブルーリボン賞グッドデザイン商品を、1994年(平成6年)には「ブルネル賞」を受賞した。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月28日 長崎駅 写真:こぱふぅ
戦前・戦後を通じて国鉄を代表する特急列車の愛称「つばめ」を受け継いだ「リレーつばめ」は、その名に恥じぬよう、車両のハード面の性能だけでなく、ソフト面も充実させている。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月28日 長崎駅 写真:こぱふぅ
たとえば、グリーン車には専属の女性客室乗務員「つばめレディ」が乗務しており、降車の際には深々とお辞儀をしながら見送ってくれる。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月28日 長崎駅 写真:ままぱふぅ
また、グリーン車では無料のウェルカムドリンクをサービスしてくれるのはもちろんのこと、眠っていてドリンクを受け取れないときには、さりげなく「おめざめカード」を置いてくれる。まるで航空機並みのサービスだ。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月29日 写真:パパぱふぅ
車内にはふんだんに木材が使われており、床は絨毯敷きとなっている。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月29日 写真:パパぱふぅ
普通車の座席配置は一般的な2+2列だが、前の座席との間が1メートルと、とてもゆったりしている。
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特急「リレーつばめ」787系
2008年7月29日 写真:パパぱふぅ
車内は間接照明だ。

ともかく、「つばめ」の名に恥じない、JRで一番豪華な特急列車である。

特急「有明」

特急「有明」787系
2008年7月29日 長崎駅 写真:ままぱふぅ
ドーンデザイン研究所のデザインは多くのロゴを配するのが特徴で、特急「有明」の場合、赤い四角に「ありあけ」の文字を描いてある。また、「JR」のロゴを小さく(またはほとんど描かない)のも特徴である。
特急「有明」787系の大きな写真大きな写真
(1920×1390 ピクセル, 1316 Kbyte)
特急「有明」787系
2008年7月28日 長崎駅 写真:ままぱふぅ
普通車は、一般的な2+2列だが、前の座席との間が1メートルと、とてもゆったりしている。
特急「有明」787系の大きな写真大きな写真
(1920×1440 ピクセル, 1143 Kbyte)
JR九州は、2009年(平成21年)10月1日から「くまもと最高ザンス」キャンペーンを展開。
おバカキャラとしてブレイクした、タレントで熊本県宣伝部長のスザンヌの等身大写真でラッピングした「有明」を運行開始した。

2011年(平成23年)春に九州新幹線・鹿児島ルートが全線開通した後も、「有明」は存続する予定という。全通後は原則として特急は廃止されるが、生活の足として沿線住民に配慮するものだ。また、ライバルの西日本鉄道や高速バスに乗客が流れるのを防ぐ目的もある。
2021年(令和3年)3月13日のダイヤ改正で廃止となった。
787系 関連
(この項おわり)
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