300形は江ノ電のイメージリーダー

1956年登場、床は板張り
江ノ電 300形
2022年2月23日 七里ガ浜駅付近 写真:こぱふぅ
江ノ電(江ノ島電鉄)は、神奈川県に1路線を有する小田急グループの鉄道会社である。1902年(明治35年)9月1日 江之島電気鉄道として藤沢~片瀬(現・江ノ島)間を開業したのがはじまり。すべての編成が異なる車両から成っている。
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江ノ電 300形
2022年2月23日 腰越駅付近 写真:こぱふぅ
300形は、1956年(昭和31年)に登場した。テレビや雑誌で頻繁に取り上げられ、江ノ電のイメージとしてたくさんの人の心に刻み込まれている型式である。1968年(昭和43年)までに6編成12両が投入されたが、すべてが旧型車両を改造したものだ。2022年(令和4年)3月現在在籍しているのは、305編成(305-355)の1編成を残すのみとなった。

1960年(昭和35年)に京王2000形の台枠を利用し、車体を新造してデビューした。1989年(昭和64年)に更新改造され冷房装置が搭載されたが、床は木造のまま残された。
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江ノ電 300形
2005年5月3日 江の島駅 写真:パパぱふぅ
首都圏では極めて珍しくなった板張りの床に加え、側面はバス窓でなり、車内は独特なレトロな雰囲気を醸し出している。
2018年(平成30年)には還暦を迎えたが、江ノ電は徹底的な整備を行い、安全上の問題が無い限り運用を継続するという。
江ノ電 関連
(この項おわり)
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