のと鉄道 NT200形気動車は保守も簡便に

アニメ「花咲くいろは」のラッピング列車運行中
のと鉄道 NT200形気動車
2018年8月11日 穴水駅 写真:こぱふぅ
NT200形は、のと鉄道NT100形の代替として、2005年(平成17年)3月に営業運転を開始した。車体長は18.5メートルと2メートル長くなり、最高速度は95km/hと15km/hも速くなった。

旧国鉄能登線廃止の決定を受け、石川県が運輸省に陳情したのがきっかけとなり、1987年(昭和62年)4月、第三セクター方式の のと鉄道が設立された。当初は100kmを超える鉄道を保有していたが、過疎化による沿線人口の減少と、能登半島の道路網の整備が進んだことで、乗客数は減少の一途を辿っている。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(1424×1920 ピクセル, 866 Kbyte)
のと鉄道 NT200形気動車
2018年8月11日 穴水駅 写真:こぱふぅ
2001年(平成13年)4月に七尾線・穴水 - 輪島の20.4kmを、2005年(平成17年)4月には能登線・穴水 - 蛸島の61.0kmを廃止した。このタイミングで保守を簡便化できる NT200形を導入したわけだが、現有する七尾線・七尾 - 穴水 33.1kmの営業状況もかんばしくない。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(2560×2031 ピクセル, 1949 Kbyte)

「花咲くいろは」ラッピング列車

のと鉄道 NT200形気動車
2018年8月11日 穴水駅 写真:こぱふぅ
2011年(平成23年)4月から放映されたアニメ「花咲くいろは」は、石川県にある架空の湯乃鷺 (ゆのさぎ) 温泉街を舞台としており、2012年(平成24年)3月からラッピング列車が運行している。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(2560×1480 ピクセル, 1481 Kbyte)
のと鉄道 NT200形気動車
2018年8月11日 穴水駅 写真:こぱふぅ
NT200形をベースにした NT300形で運行している観光列車「のと里山里海号」も手作り感あふれるもので、鉄道ファンならずとも応援したくなる。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(1920×950 ピクセル, 777 Kbyte)
湯乃鷺駅(西岸駅)
「花咲くいろは」に登場する「湯乃鷺 (ゆのさぎ) 」の看板が、西岸 (にしぎし) 駅に掲示されている。
能登観光の際は、のと鉄道に乗って、ノンビリとした鉄道旅行を堪能していただきたい。
湯乃鷺駅(西岸駅)の大きな写真大きな写真
(1920×1662 ピクセル, 1639 Kbyte)

「君は放課後インソムニア」ラッピング列車

のと鉄道 NT200形気動車
2023年6月3日 能登中島駅 写真:こぱふぅ
2023年(令和5年)4月29日から、地元の石川県七尾市が舞台のアニメ「君は放課後インソムニア」ラッピング車両の運行を開始した。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(2560×1653 ピクセル, 1831 Kbyte)
のと鉄道 NT200形気動車
2023年6月3日 能登中島駅 写真:こぱふぅ
海側と山側で異なるデザインとなっており、車内アナウンスをアニメキャラクターの中見丸太と曲伊咲が担当する。出発式には、倉敷兎子役で石川県出身の能登麻美子 (のと まみこ) が出席した。
のと鉄道 NT200形気動車の大きな写真大きな写真
(1920×1280 ピクセル, 1125 Kbyte)
のと鉄道 関連

参考サイト

(この項おわり)
header