IPOは両刃の剣

ジェフ・ルート

発言者

  ジェフ・ルート (ジェフ・ルート) ジェフ・ルート
  ECジャパン株式会社 サーチマーケティング担当バイスプレジデント
   
  2005年8月5日

場面

『検索エンジン戦争』(ジェフ・ルート/佐々木俊尚/アスペクト)134ページから。
このあとに「IPOした会社は、今までのような『未公開企業』『プライペートカンパニー』ではなく、『公開企業』として扱われるようになり、経営陣の好き勝手にはできなくなる。常に株主の方を向き、株主の利益になるような経営戦略を立てることが求められるようになる」と述べている。

コメント

私も上場企業に勤めているかたわら、小遣い程度の投資をしていて感じるのだが、本当に「株主は企業ビジネスの大局を見ているのだろうか」と疑問に感じることがある。株価をつり上げるだけの株主は百害あって一利無しだし、仕事をしながら投資をしているサラリーマンには企業分析をする時間的余裕はない。こんな投資家ばかりでいいのだろうか?
私企業は、やりたいこと/やるべきことをやり、協力してくれる社員の労をねぎらう方が大切なのではないだろうか。

発言者による著作物

表紙 検索エンジン戦争
著者 ジェフ・ル-ト/佐々木俊尚
出版社 株)アスペクト
サイズ 単行本
発売日 2005年08月
価格 1,620円(税込)
rakuten
ISBN 9784757211667
さまざまな紆余曲折を経て、インターネットの巨大な玄関となった検索エンジン。その成長は、今も二つの方向で続いている。一つは、デスクトップ検索、商品検索、ニュース検索、社内ナレッジの検索などに見られる検索領域の拡大。そして二つ目は、ブログやRSSとの融合やウェブサービスへの取り組みなど、メディアとしての新たな性質の獲得である。今われわれは、検索エンジンの定義を見直す時期にさしかかっているのかもしれない。
 
(この項おわり)
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