「実はカースト制というのは完全ワークシェアリングです。本来なら一人でやれるような仕事を細分化して、それぞれの階層に割り振っているのですから。インドではそういうワークシェアリングを固定してしまった。」(バカの壁/養老孟司/新潮社/2003年(平成15年)4月/178ページより) 「バラモンは精神性を尊び、お金を低く見る。だから、カーストのトップに位置していても、貧しい者はいくらでもいます。」(国家の品格/藤原正彦/新潮社/2005年(平成17年)11月/173ページより)
表向き、現行インド憲法で認められていないものの、3千年以上の歴史を易々と消せるわけもない。