Webブラウザ「Mozilla Firefox」には数多くのアドオンがある

2005年2月 入手
Mozilla Firefox
無償の Web ブラウザ Mozilla Firefox(モジラ・ファイアフォックス)を使い始めた。

常用している Sleipnir に不満があったわけではなく、Firefox でもぱふぅ家のホームページが正常に表示されているかどうかチェックするためにインストールした。

目次

主要機能・動作環境

項目 仕様
HTML5対応 Sync機能:ブックマーク、履歴、パスワード、開いているタブの情報を複数のパソコンでスマートフォンで共有できる無料サービス
パスワードマネージャ サイトに初めてログインする際、ダイアログの代わりにシンプルな通知バーでパスワードを記憶するかどうか選択。記憶されたパスワードは次回以降自動的に入力される。
プライベートブラウジング 閲覧履歴が残らないようにする機能。
アドオン 5千種類以上のアドオンが用意されている。
価格 無償
動作環境 Windows 7 / 8 / 10
maxOS 10.12 以上
Linux GTK+ 3.14 以上, X.Org 1.0 以上,libstdc++ 4.8.1 以上,glibc 2.17 以上,NetworkManager 0.7 以上,DBus 1.0 以上,GNOME 2.16 以上,PulseAudio
Android 5.0 以上
iOS 11.4 以上,iPad OS 11.4以上
メーカー mozilla
公式サイト https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
最新バージョン 92.0(2021年09月07日)

Firefox 91

2021 年(令和 3 年)9 月 7 日、Firefox 92 がリリースされた。

多くのシステムでフルレンジカラーでの動画再生がサポートされた。
また、HTTP のレスポンスヘッダーとして「HTTPS RR」が使われている場合に、自動で HTTPS へアップグレードできるようになっている。JavaScript のメモリ管理を再構築してパフォーマンスを向上させる取り組みも継続的に行われている。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」3 件を含む 5 件の脆弱性に対処した。

Firefox 91

2021 年(令和 3 年)8 月 10 日、Firefox 91 がリリースされた。

Firefox 86で導入された Total Cookie Protection をベースにした Enhanced Cookie Clearing が実装され、より徹底した Cookie の削除を行い、追跡を防止する。
プライベートブラウジングモードでは HTTPS by Default ポリシーが有効化される。Web ページで HTTP 接続のリンクをクリックしたり、アドレスバーで HTTP 接続の URL を入力すると、Firefox はまず接続先のサイトが HTTPS 接続に対応しているかどうかを確認し、可能であれば暗号化された HTTPS 接続への切り替え(フォールバック)を行う。Web サイトが HTTPS 接続に対応していない場合は、そのまま HTTP で接続され、アドレスバーに警告アイコンが表示される。
また、Windows シングルサインオンを使った職場や学校のアカウントへのログインに対応した。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」8 件を含む 11 件の脆弱性に対処した。

Firefox 90

2021 年(令和 3 年)7 月 13 日、Firefox 90 がリリースされた。

Windows版では、バックグラウンドアップデート機能が導入され、Firefox を起動していなくても、自動でアップデートできるようになった。
新しいセキュリティ機能として SmartBlock 2.0 が追加された。これは「強化型トラッキング防止機能」(ETP)の「厳格」モードと「プライベートウィンドウ」で利用されているる高度なトラッカーブロック機能をアップデートしたものだ。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」5 件を含む 9 件の脆弱性に対処した。

Firefox 89

Firefox 89
2021 年(令和 3 年)6 月 1 日、Firefox 89 がリリースされた。

上図のように、デザインがシンプルになった。
アイコンとフォントが変わり、ツールバーとメニューも整理された。また、タブがツールバーの上に浮かぶようなデザインになり、大きくなった。
iOS版、Android版もそれぞれデザインが変わっている。

Total Cookie Protection 機能が常時有効状態になった。Web サイトが Cookie を保存するたびに、Firefox はそれを独自の Cookie jar にロックすることで、他の Web サイトと共有できないようにしているという。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」2 件を含む 9 件の脆弱性に対処した。

Firefox 88

2021 年(令和 3 年)4 月 15 日、Firefox 88 がリリースされた。

PDF ファイルに埋め込まれた JavaScript がサポートされ、入力が正しいかどうかを検証する処理など、スクリプトで実現されていた機能が Firefox の PDF フォームで利用できるようになった。

window.name プロパティを悪用したプライバシー侵害を防止する機能が搭載された。window.name は JavaScript でウィンドウの名前を取得・設定するためのプロパティだが、ユーザーの個人情報をクロスオリジン(ドメインをまたいで)受け渡しするのに利用されることがあったという。

FTP サポートが無効化された。Firefox 90 では、FTP 機能そのものが削除される予定だ。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」5 件を含む 13 件の脆弱性に対処した。

Firefox 87

2021 年(令和 3 年)3 月 23 日、Firefox 87 がリリースされた。

追跡スクリプトをブロックした際にページが壊れることを防止する SmartBlock 機能が導入された。また、追跡スクリプトをブロックすることでページの読み込み速度も向上しているという。
別のサイトに移動する際に、リファラとしてパスやクエリなどの情報が送信されないようになり、移動先のサイトでは「どのドメインから移動してきたのか」という情報しか手に入らないようになった。

この他、ページ内検索機能が強化されたり、ヘルプメニューがシンプルになるなど、使い勝手を向上させている。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」3 件を含む 9 件の脆弱性に対処した。

Firefox 86

2021 年(令和 3 年)2 月 23 日、Firefox 86 がリリースされた。

強化型トラッキング防止機能(ETP)の厳格モードに Total Cookie Protection が導入された。Cookie を Web サイトごとに分離して記録することで、Web サイトをまたいだ(クロスサイト)ユーザー追跡を難しくしようとするプライバシー保護技術だ。Firefox 85 の Supercookie ブロックに続く、ユーザー保護の一環。

この他、ピクチャインピクチャの複数配置をサポートし、印刷機能を使いやすくした。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」5 件を含む 12 件の脆弱性に対処した。

Firefox 85

2021 年(令和 3 年)1 月 26 日、Firefox 85 がリリースされた。

Supercookie と呼ばれるユーザーの追跡技術をブロックできるようになった。
Adobe Flash Player のサポートが完全に廃止された。

ブックマーク機能が改善。従来は保存先が常に「他のブックマーク」へ設定されていたが、Firefox 85 以降は前回保存した場所を記憶し、既定ではそこへ保存するようになる。“「ブックマークツールバー」を保存先に選択した場合は、ツールバーが自動で展開するようになったのも気が利いている。また、パスワードマネージャーでは保存されたログイン情報をすべて削除するコマンドが追加された。

CVE ベースで危険度レベルが 2番目の「High」5 件を含む 13 件の脆弱性に対処した。

Firefox 84

2020 年(令和 2 年)12 月 15 日、Firefox 84 がリリースされた。

Apple Silicon(M1) にネイティブ対応した。
M1 デバイスで旧バージョンからアップデートする場合は、メニューバーからいったん Firefox を完全に終了し、再起動すると M1 CPU 向けのバイナリに切り替わる。Mac版は Universal Binary で、Intel CPU 向けと M1 CPU 向けが同じパッケージとなっている。
Rosetta 2 トランスレーションで動作していた Firefox 83 に比べ、Speedometer 2.0 テストで起動が 2.5 倍、Web アプリのレスポンスで 2 倍のパフォーマンス向上を果たした。
Firefox が M1 ネイティブで動作しているかどうかは、“about:support”ページで“Rosetta Translated”が“false”になっているかどうかでチェックできる。

新しいレンダリングエンジン WebRender が macOS Big Sur と第6 世代の Intel GPU 搭載の Windows デバイス、Windows 7/8 を実行している Intel ラップにロールアウトされた。Linux/GNOME/X11 ユーザーにも展開が開始されるようだ。Linux では共有メモリの割り当て処理をアップデートすることで、Docker との互換性も向上しているという。

Adobe Flash のサポートは本バージョンが最後となる。2021 年(令和 3 年)1 月 12 日以降は Flash プラグインはコンテンツを読み込めなくなる。

CVE ベースで危険度レベルが最高の「Critical」が 1 件、2番目の「High」6 件を含む 14 件の脆弱性に対処した。

Firefox 83

2020 年(令和 2 年)11 月 17 日、Firefox 83 がリリースされた。

HTTPS 化された Web サイトにだけアクセスする HTTPS-Only モード が追加された。http から始まる URL をユーザーが開こうとした場合に、自動で https に書き換えてアクセスする。https のページにアクセスできない場合には警告を表示する。

再生中の動画などを小さなフローティングウィンドウにして、他の作業中も画面上に表示する Picture-in-Picture には、早送り・巻き戻しができるショートカットキーを新たに設定した。その他、JavaScript エンジンのアップデートによる高速化、タッチスクリーン搭載の PC や Mac のタッチパッドでのピンチイン・ピンチアウト操作への対応などを行った。

米Apple が 11 月 11 日に発表した自社製SoC M1 チップ 搭載の Mac でも動作する。今後は、M1 チップ向けにコンパイルした Firefox の提供を目指すという。
各ブラウザのパフォーマンス
まだまだ PC への負荷は重く、ChromeEdge に及ばない。(上図は、各ブラウザの最新版で「ぱふぅ家のホームページ」を表示させたときのパフォーマンス)

CVE ベースで危険度レベルが上からの 2番目の「High」4 件を含む 21 件の脆弱性に対処した。

Firefox 82

2020 年(令和 2 年)10 月 20 日、Firefox 82 がリリースされた。

ページ読み込みと起動時間の両方でパフォーマンスが改善された。
flexbox ベースのレイアウトを採用する Web サイトでは読み込みが 20%高速化。セッションの復元は 17%速くなり、中断した Web サイトをすばやく再開できるようになった。Windows版では新しいウィンドウを開く速度も 10%向上しているという。

ビデオを Picture-in-Picture で再生するためのボタンが見つけやすく、アクセスしやすいようにデザインが調整された。Windows版ではハードウェアデコードされたビデオに DirectComposition を利用するようになり、ビデオ再生時の CPU/GPU負荷が削減され、モバイル端末ではバッテリーの持ちもよくなっている。

マルチコア CPU/GPU の活用を図った新しいレンダリングアーキテクチャー WebRender の採用環境が拡充された。Windows 10 であればディスプレイのサイズや GPU に関わりなく利用できる。

CVE ベースで危険度レベルが上からの 2番目の「High」4 件を含む 7 件の脆弱性に対処した。

Firefox 81

2020 年(令和 2 年)9 月 22 日、Firefox 81 がリリースされた。

ライト/ダークの 2 テーマに加え、Firefox Alpenglow と呼ばれる新しいテーマが選択できるようになった。紫を基調としたよりカラフルなテーマを楽しめる。

機能面では、キーボードやヘッドフォンによるメディアコントロールがサポートされた。Firefox で再生しているオーディオやビデオを、メディアコントロールのためのキーやボタンで一時停止・再開できる。Firefox の別タブや他のアプリを利用している場合でも有効で、PC がロックされているケースでも機能するという。
PDF ビューワーを改善。外観が新しくなったほか、AcroForm 対応が強化され、PDF フォームへの記入、印刷、保存ができるようになる。

CVE ベースで危険度レベルが上からの 2番目の「High」3 件を含む 6 件の脆弱性に対処した。

Firefox 80

2020 年(令和 2 年)8 月 25 日、Firefox 80 がリリースされた。

Firefox をシステムのデフォルト PDF ビューワーとして設定可能になった。
多層ツリーコントロールを伴うアクセシビリティツールによって通知される名前に、深いレベルのアイテムからの情報が含まれなくなり、スクリーンリーダーを使用する際に正しいレベルのコンテンツ情報がユーザーに提供されるようになった。
新しいアドオンブロックリストが有効になり、パフォーマンスとスケーラビリティが向上した。

CVE ベースで危険度レベルが上からの 2番目の「High」3 件を含む 10 件の脆弱性に対処した。

Firefox 79

2020 年(令和 2 年)7 月 28 日、Firefox 79 がリリースされた。

WebRender:blue の対象が広がり、比較的新しい GPU(NVIDIA、AMD、Intel)を搭載する Windows 10環境のほとんどがサポートされたことになる。

“target”属性に“_blank”が指定されている“A”要素および“AREA”要素の扱いが変更され、“rel”属性が設定されていない場合、暗黙的に“noopener”が適用されるようになった。

重要度が上から 2番目の「High」4 件を含む 10 件の脆弱性が修正された。

Firefox 78

2020 年(令和 2 年)6 月 30 日、Firefox 78 がリリースされた。

TLS 1.0/1.1 対応を廃止。TLS 1.2 をサポートしていない Web サイトではエラーメッセージが表示される。また、Firefox 79 で予定していた DHE ベースの TLS CipherSuites の廃止を Firefox 78 に前倒しした。

プライバシー保護ダッシュボードが拡充され、データ漏洩にユーザーが対処した数、保存してるパスワードのいずれかがデータ漏洩に含まれる可能性を確認できるようになった。プライバシー保護ダッシュボードは URL バーに「about:protections」と入力するか、メインメニューの「プライバシー保護」からアクセスする。

Firefox のアンインストーラに「Firefox をリフレッシュ」を利用できるオプションが加わった。Firefox に問題がある場合、完全削除して再インストールしなくても、拡張機能やカスタマイズデータ、ブラウザ設定のリフレッシュによって解決できることがある。

Firefox 77

2020 年(令和 2 年)6 月 2 日、Firefox 77 がリリースされた。GPU のレンダリング機能を使うことで高速な描画を可能とする WebRender が利用できる環境が広がり、VIDIA製GPU を搭載したフル HD 以上の Windows 10 ラップトップでも有効になった。

重要度が最高の「Critical」5 件を含む 8 件の脆弱性が修正された。

Firefox 76

2020 年(令和 2 年)5 月 5 日、Firefox 76 がリリースされた。パスワード管理機能「Firefox Lockwise」を強化し、Web サイトが攻撃を受けログイン情報が漏洩していることを検知すると、パスワード管理画面に赤い警告メッセージを大きく掲出し、ユーザーに注意を促すようになった。また、保存したパスワードを表示する際に OS のパスワードを要求されるようになった。Windows Hello を利用した顔認証や指紋認証でロックを解除することも可能。

Web のゲームや VR コンテンツで採用が進んでいる Audio Worklets がサポートされ、追加のダウンロードなしに「Zoom」のビデオ会議に参加できるようになった。

重要度が最高の「Critical」3 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 75

Firefox 75
2020 年(令和 2 年)4 月 7 日、Firefox 75 がリリースされた。アドレスバーを刷新し、よりスマートに、より少ない入力で検索できるようになった。

新しいアドレスバーは、ディスプレイが小さいノート PC でも快適に利用できるように、プルダウンメニューの幅が見直された。アドレスバーをアクティブにすると“トップサイト”が自動でリストアップされ、続けてキーワードを入力すると他の検索キーワードやマッチした閲覧履歴などが提示される。
“https://”が省かれ URL が短く表示されるようになったほか、追加の検索候補部分が太文字で強調表示されるようになるなど、細部にも細かな改善が施されており、以前より見やすくなっているのがわかる。

開発者向けの機能として画像の遅延読み込み(Lazy Loading)がサポートされた。表示されない画像の読み込みを後回しにし、必要になってから適宜読み込むことでネットワークの帯域幅とメモリ使用量を節約する。

Windows版で“Direct Composition”が統合されパフォーマンスが向上。
Linux版では簡単にインストールできる「Flatpak」パッケージも利用できるようになった。
Mac版では実験フラグ“security.osclientcerts.autoload”を“true”に設定することにより、OS の証明書ストアからクライアント証明書を使用できるようになっている。

また、重要度が上から 2番目の「High」3 件を含む 6 件の脆弱性が修正された。

Firefox 74

2020 年(令和 2 年)3 月 10 日、Firefox 74 がリリースされた。セキュリティ強化が中心のバージョンアップだ。

TLS 1.0/1.1 のサポートが廃止された。
Chromium ベースの新しい「Microsoft Edge」からブックマークと閲覧履歴をインポートできるようになった。
外部アプリケーションが勝手にアドオンをインストールする問題に対処するため、アドオンをサイドローティング(ストアを介さずに導入すること)する機能が廃止される。今後はユーザーのアクションがない限り、アドオンはインストールできなくなる。

また、重要度が上から 2番目の「High」6 件を含む 12 件の脆弱性が修正された。

Firefox 73

2020 年(令和 2 年)2 月 11 日、Firefox 73 がリリースされた。

既定のズームレベルを指定できるようになった。オプション画面の[一般]セクション(about:preferences#general)にある[言語と外観]-[ズーム]欄で変更可能。ここで指定したズームレベルは、すべての Web サイトに適用される。

ハイコントラストモードの Windows環境に“readability backplate”と呼ばれるソリューションが導入された。ハイコントラストモードは通常の配色では文字と背景の区別がつきにくい視覚弱者のための機能。

また、重要度が上から 2番目の「High」3 件を含む 6 件の脆弱性が修正された。

Firefox 72

2020 年(令和 2 年)1 月 7 日、Firefox 72 がリリースされた。

強化型トラッキング防止(Enhanced Tracking Protection、ETP)を拡張し、フィンガープリンティング(指紋採集)と呼ばれるブラウザやデバイスに関する個別の特性を把握してユーザーを特定する手法を阻止する機能が加わった。
Firefox 72 ではユーザーを守るため、フィンガープリンティングへの関与が判明している企業に対して JavaScript によるデバイス特性の調査をブロックする措置を講じたうえ、IP アドレスや UA(ユーザーエージェント)ヘッダなど、ネットワークリクエストを通じて取得される情報の受け取りもできなくしている。

また、重要度が上から 2番目の「High」6 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 71

2019 年(令和元年)12 月 3 日、Firefox 71 がリリースされた。

動画のピクチャーインピクチャー機能(PIP)が追加された。ピクチャーインピクチャー機能とは、動画再生画面を Web ブラウザから分離してデスクトップで再生を続ける機能だ。例えば YouTube で動画を再生し、プレーヤーにカーソルを置くと青いアイコンが表示されるので、これをクリックするとプレーヤー部分が Firefox の外のデスクトップに移り、再生中の動画の続きがそのまま表示される。

この他、パスワード管理機能「Lockwise」がサブドメインも認識できるようになり、流出被害をチェックするツール「Firefox Monitor」のアラートがスクリーンリーダーに対応した。

また、重要度が上から 2番目の「High」7 件を含む 12 件の脆弱性が修正された。

Firefox 70

2019 年(令和元年)10 月 22 日、Firefox 70 がリリースされた。

トラッキングを防止する機能「強化型トラッキング防止機能」でデフォルトでブロックする対象に、「ソーシャルメディアトラッカー」が追加された。Facebook、Twitter、LinkedIn などの SNS がターゲティング広告のために自社プラットフォーム以外の Web サイトに設置しているトラッカーもブロックするようになる。
パスワード管理の「Lockwise」にパスワード生成機能が追加された。
アドレスバーでの Web サイトの安全性表示が変わり、これまで安全なサイトの URL の前には緑の錠前アイコンが表示され、安全でない場合は何も表示されなかったのが、安全なサイトにはグレイの錠前が、安全でない場合はグレイの錠前に赤い斜線が付くアイコンが表示されるようになった。

また、重要度が最も高い「Critical」2 件、「High」3 件を含む 13 件の脆弱性が修正された。

Firefox 69

2019 年(令和元年)9 月 3 日、Firefox 69 がリリースされた。

サードパーティトラッカーと暗号通貨マイニングをブロックする「Enhanced Tracking Protection」設定がデフォルトになった。Enhanced Tracking Protection が機能すると、アドレスバーに盾のアイコンが表示される。これをクリックすると、どのような cookie をブロックしているかが分かり、ブロックをオフにすることもできる。
この他、自動再生設定の動画を再生しない設定が可能になり、Windows 10 では Windows Hello に対応し、CPU の消費量が減り、macOS ではバッテリー消費削減とダウンロード UI の改善が行われた。

また、重要度が最も高い「Critical」2 件、「High」11 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 68

2019 年(令和元年)7 月 9 日、Firefox 68 がリリースされた。

リーダービューでのダークモードがより快適に利用できるようになったほか、拡張機能のなかで優れているものを公式がおすすめしてくれる機能が追加された。
Firefox 67 よりページ表示を高速化するために GPU が利用されるようになったが、NVIDIA製GPU に加え、AMD製GPU を搭載した Windows 10 が対象になった。
Windows の標準機能「バックグラウンド インテリジェント 転送サービス」に対応し、Firefox が閉じていても更新ダウンロードができるようになった。

セキュリティ関連では、カメラとマイクへのアクセスには HTTPS 接続が必要になった。ウイルス対策ソフトウェアに起因する HTTPS エラーが検出されると、自動で修復を試みる機能も導入されている。
また、危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 67

2019 年(令和元年)5 月 21 日、Firefox 67 がリリースされた。

ページのロード速度が大幅に向上したほか、マイニングスクリプトをブロックしたり、フィンガープリントをブロックして追跡されないようにするなどのセキュリティ機能も強化されている。
このほか、動画コーデックである AV1 のアップデートによって動画の再生がスムーズになった。
Windows 10 で NVIDIA の GPU が利用できる環境では、最新の WebRender を利用できるようになった。WebRender は Mozilla の GPU ベースの 2D レンダリングエンジンで、Web ブラウジングを高速化できるという。

セキュリティ関連では、危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 66

2019 年(平成 31 年)3 月 19 日、Firefox 66 がリリースされた。

音声付き動画の自動再生ブロックするほか、ページを読んでいる間に画像や広告が読み込まれることでスクロールしていた場所から移動してしまうことを避けられるスクロールアンカー機能、複数タブ内を検索する機能、プライベートブラウジングでの検索機能なども追加された。

セキュリティ関連では、危険度レベルが最高の「Critical」6 件を含む 22 件の脆弱性も修正された。

Firefox 65

2019 年(平成 31 年)1 月 29 日、Firefox 65 がリリースされた。

反トラッキングポリシーに基づき、コンテンツブロッキング(トラッキング防止)機能を強化した。Firefox 63 からサードパーティーによるトラッキングを防止する機能を導入しているが、本バージョンではコンテンツブロッキングの設定画面がよりシンプルになり、ブロッキングのレベルを選びやすくなった。また、新たに「カスタム」が追加された。
Web ページを開いた状態でナビゲーションバーの URL の左横に表示される(i)をクリックすると、現在のブロッキング設定の状態と、開いているページで何がトラッキングされているかが表示されるようになった。ここから直接設定変更ページに飛べる。

Windows版では動画圧縮の「AV1」をサポートした。
危険度レベルが最高の「Critical」3 件を含む 8 件の脆弱性が修正された。

Firefox 64

2018 年(平成 30 年)12 月 11 日、Firefox 64 がリリースされた。

複数のタブを選択してまとめて移動する、閉じる、ブックマークする、ピン留めすることができるようになった。[Ctrl]キー(Mac の場合はコマンドキー)を押しながらクリックしたタブがグループになり、まとめて操作できる。

RSS フィードプレビューとライブブックマークはなくなり、アドオンが必要になった。

危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 63

2018 年(平成 30 年)10 月 23 日、Firefox 63 がリリースされた。

Web サイトによるトラッキングの防止機能が追加された。
トラッキング防止を有効にするには、[≡]→[トラッキング防止]のスイッチをオンにする。常時トラッキングを防止するか、プライベートブラウジングでのみ有効にするか選択できる。また、一部のサイトでトラッキング防止を無効にすることも可能だ。
トラッキング防止を有効にすると、アドレスバーに盾アイコンが表示されるようになる。
また、危険度レベルが最高の「Critical」3 件を含む 15 件の脆弱性が修正された。

Firefox 62

2018 年(平成 30 年)9 月 5 日、Firefox 62 がリリースされた。

スタイルシートで幾何学的な図形を表現できる CSS Shapes をサポート。このシェイプを GUI で編集できる Shape Path Editor が追加された。
新規タブページ Firefox Home(about:home)が改善され、トップサイトや“Pocket”ストーリー、ハイライトの行を最大 4 つまで設定できるようになった。
一方、レガシーアドオンに対応する Firefox 52 ESR のサポートが終了した。レガシーアドオンの無効化が始まる。
また、9 件の脆弱性が修正された。

次期バージョンで Symantec発行の TLS証明書を無効化する準備として、設定画面(about:config)に証明書を無効化するオプション(security.pki.distrust_ca_policy)が追加されている。このオプションの値を“2”にすると、次期バージョンでのでの挙動を再現することが可能になる。

Firefox 61

2018 年(平成 30 年)6 月 26 日、Firefox 61 がリリースされた。
複数タブを開いてブラウジングしている際、開いているのとは別のタブにマウスカーソルを重ねるとタブ内のコンテンツを描画し、タブ切り替え時の応答速度を上げるタブウォーミングが導入されたほか、WebExtension によるタブ管理がサポートされたことにより、拡張機能でタブを非表示にするようなものが作れるようになった。
その他、18 件の脆弱性が修正された。多数の深刻な脆弱性に対処したほか、HTTP(S)ページ内で FTP サブリソースの読み込みをブロックする措置が実装されている。

Firefox 60

2018 年(平成 30 年)6 月 6 日、深刻な脆弱性に対処する Firefox 60 が公開された。
この脆弱性は、描画ライブラリの Skia で SVG を使った処理を行う際のヒープバッファオーバーフロー問題に起因する。この問題を突かれれば、細工を施した SVG ファイルを利用して、悪用可能なクラッシュを誘発される恐れがある。
延長サポート版の Firefox ESR も、脆弱性に対照した更新版の Firefox 52.8.1 と 60.0.2 が公開された。

Firefox 59

2018 年(平成 30 年)3 月 13 日、さらなるパフォーマンス向上を実現した Firefox 59 が公開された。
Race Cache With Network(RCWN)と呼ばれる新型キャッシュが導入され、ディスクドライブの応答速度に応じてキャッシュを採用するか、ネットワーク要求をするかを判断するようにした。

ホームページでは、トップサイトをドラッグ&ドロップで並び替えたり、カスタマイズしたり、セクションを折りたたむ機能が導入された。
スクリーンショット機能では保存した画像に手書きの注釈やハイライトを加える機能が追加された。必要な部分だけをトリミングして保存することもできる。

18 件の脆弱性が修正された。

Firefox 57

2017 年(平成 29 年)11 月 14 日、Mozilla は、2004 年(平成 16 年)の Firefox立ち上げ以来最大のアップデートと自賛する Firefox Quantum の正式版が Firefox 57 として公開された。新ブラウザエンジン「Servo」によって 2 倍の高速化、Chrome より 30%の省メモリ化を実現したとという。

ボタンなどのデザインも変わった。ページ操作関連のツールと Pocket ボタンがツールバー内に入り、ナビゲーション類は左側に寄せられた。Mozilla が「Photon UI」と呼ぶ新しいユーザーインタフェースは、デスクトップやモバイルで統一し、新しい高速なエンジンを生かすものにしたとしている。

なお、アドオンが刷新されたため、これまでのアドオンは使えなくなる。

環境のバックアップ

Windows の場合、Firefox の環境情報は %AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles\ に入っている。このディレクトリだけをバックすれば良い。

参考サイト

(この項おわり)
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