Webブラウザ「Mozilla Firefox」には数多くのアドオンがある

2005年2月 入手
Mozilla Firefox
無償の Web ブラウザ Mozilla Firefox(モジラ・ファイアフォックス)を使い始めた。

常用している Sleipnir に不満があったわけではなく、Firefox でもぱふぅ家のホームページが正常に表示されているかどうかチェックするためにインストールした。

目次

主要機能・動作環境

項目 仕様
HTML5対応 Sync機能:ブックマーク、履歴、パスワード、開いているタブの情報を複数のパソコンでスマートフォンで共有できる無料サービス
パスワードマネージャ サイトに初めてログインする際、ダイアログの代わりにシンプルな通知バーでパスワードを記憶するかどうか選択。記憶されたパスワードは次回以降自動的に入力される。
プライベートブラウジング 閲覧履歴が残らないようにする機能。
アドオン 5千種類以上のアドオンが用意されている。
価格 無償
動作環境 Windows 7 / 8 / 10
Mac OS X v10.9 以降
Linux GTK+ 3.4 以上, GLib 2.22 以上, Pango 1.14 以上, X.Org 1.0 以上 (1.7 以上を推奨), libstdc++ 4.6.1 以上
Android 4.1 以降
iOS 10.3 以降
メーカー mozilla
公式サイト https://support.mozilla.org/ja/products/firefox
最新バージョン 78.0(2020年06月30日)

Firefox 78

2020 年(令和 2 年)6 月 30 日、Firefox 78 がリリースされた。

TLS 1.0/1.1 対応を廃止。TLS 1.2 をサポートしていない Web サイトではエラーメッセージが表示される。また、Firefox 79 で予定していた DHE ベースの TLS CipherSuites の廃止を Firefox 78 に前倒しした。

プライバシー保護ダッシュボードが拡充され、データ漏洩にユーザーが対処した数、保存してるパスワードのいずれかがデータ漏洩に含まれる可能性を確認できるようになった。プライバシー保護ダッシュボードは URL バーに「about:protections」と入力するか、メインメニューの「プライバシー保護」からアクセスする。

Firefox のアンインストーラに「Firefox をリフレッシュ」を利用できるオプションが加わった。Firefox に問題がある場合、完全削除して再インストールしなくても、拡張機能やカスタマイズデータ、ブラウザ設定のリフレッシュによって解決できることがある。

Firefox 77

2020 年(令和 2 年)6 月 2 日、Firefox 77 がリリースされた。GPU のレンダリング機能を使うことで高速な描画を可能とする WebRender が利用できる環境が広がり、VIDIA製GPU を搭載したフル HD 以上の Windows 10 ラップトップでも有効になった。

重要度が最高の「Critical」5 件を含む 8 件の脆弱性が修正された。

Firefox 76

2020 年(令和 2 年)5 月 5 日、Firefox 76 がリリースされた。パスワード管理機能「Firefox Lockwise」を強化し、Web サイトが攻撃を受けログイン情報が漏洩していることを検知すると、パスワード管理画面に赤い警告メッセージを大きく掲出し、ユーザーに注意を促すようになった。また、保存したパスワードを表示する際に OS のパスワードを要求されるようになった。Windows Hello を利用した顔認証や指紋認証でロックを解除することも可能。

Web のゲームや VR コンテンツで採用が進んでいる Audio Worklets がサポートされ、追加のダウンロードなしに「Zoom」のビデオ会議に参加できるようになった。

重要度が最高の「Critical」3 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 75

Firefox 75
2020 年(令和 2 年)4 月 7 日、Firefox 75 がリリースされた。アドレスバーを刷新し、よりスマートに、より少ない入力で検索できるようになった。

新しいアドレスバーは、ディスプレイが小さいノート PC でも快適に利用できるように、プルダウンメニューの幅が見直された。アドレスバーをアクティブにすると“トップサイト”が自動でリストアップされ、続けてキーワードを入力すると他の検索キーワードやマッチした閲覧履歴などが提示される。
“https://”が省かれ URL が短く表示されるようになったほか、追加の検索候補部分が太文字で強調表示されるようになるなど、細部にも細かな改善が施されており、以前より見やすくなっているのがわかる。

開発者向けの機能として画像の遅延読み込み(Lazy Loading)がサポートされた。表示されない画像の読み込みを後回しにし、必要になってから適宜読み込むことでネットワークの帯域幅とメモリ使用量を節約する。

Windows版で“Direct Composition”が統合されパフォーマンスが向上。
Linux版では簡単にインストールできる「Flatpak」パッケージも利用できるようになった。
Mac版では実験フラグ“security.osclientcerts.autoload”を“true”に設定することにより、OS の証明書ストアからクライアント証明書を使用できるようになっている。

また、重要度が上から 2番目の「High」3 件を含む 6 件の脆弱性が修正された。

Firefox 74

2020 年(令和 2 年)3 月 10 日、Firefox 74 がリリースされた。セキュリティ強化が中心のバージョンアップだ。

TLS 1.0/1.1 のサポートが廃止された。
Chromium ベースの新しい「Microsoft Edge」からブックマークと閲覧履歴をインポートできるようになった。
外部アプリケーションが勝手にアドオンをインストールする問題に対処するため、アドオンをサイドローティング(ストアを介さずに導入すること)する機能が廃止される。今後はユーザーのアクションがない限り、アドオンはインストールできなくなる。

また、重要度が上から 2番目の「High」6 件を含む 12 件の脆弱性が修正された。

Firefox 73

2020 年(令和 2 年)2 月 11 日、Firefox 73 がリリースされた。

既定のズームレベルを指定できるようになった。オプション画面の[一般]セクション(about:preferences#general)にある[言語と外観]-[ズーム]欄で変更可能。ここで指定したズームレベルは、すべての Web サイトに適用される。

ハイコントラストモードの Windows環境に“readability backplate”と呼ばれるソリューションが導入された。ハイコントラストモードは通常の配色では文字と背景の区別がつきにくい視覚弱者のための機能。

また、重要度が上から 2番目の「High」3 件を含む 6 件の脆弱性が修正された。

Firefox 72

2020 年(令和 2 年)1 月 7 日、Firefox 72 がリリースされた。

強化型トラッキング防止(Enhanced Tracking Protection、ETP)を拡張し、フィンガープリンティング(指紋採集)と呼ばれるブラウザやデバイスに関する個別の特性を把握してユーザーを特定する手法を阻止する機能が加わった。
Firefox 72 ではユーザーを守るため、フィンガープリンティングへの関与が判明している企業に対して JavaScript によるデバイス特性の調査をブロックする措置を講じたうえ、IP アドレスや UA(ユーザーエージェント)ヘッダなど、ネットワークリクエストを通じて取得される情報の受け取りもできなくしている。

また、重要度が上から 2番目の「High」6 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 71

2019 年(令和元年)12 月 3 日、Firefox 71 がリリースされた。

動画のピクチャーインピクチャー機能(PIP)が追加された。ピクチャーインピクチャー機能とは、動画再生画面を Web ブラウザから分離してデスクトップで再生を続ける機能だ。例えば YouTube で動画を再生し、プレーヤーにカーソルを置くと青いアイコンが表示されるので、これをクリックするとプレーヤー部分が Firefox の外のデスクトップに移り、再生中の動画の続きがそのまま表示される。

この他、パスワード管理機能「Lockwise」がサブドメインも認識できるようになり、流出被害をチェックするツール「Firefox Monitor」のアラートがスクリーンリーダーに対応した。

また、重要度が上から 2番目の「High」7 件を含む 12 件の脆弱性が修正された。

Firefox 70

2019 年(令和元年)10 月 22 日、Firefox 70 がリリースされた。

トラッキングを防止する機能「強化型トラッキング防止機能」でデフォルトでブロックする対象に、「ソーシャルメディアトラッカー」が追加された。Facebook、Twitter、LinkedIn などの SNS がターゲティング広告のために自社プラットフォーム以外の Web サイトに設置しているトラッカーもブロックするようになる。
パスワード管理の「Lockwise」にパスワード生成機能が追加された。
アドレスバーでの Web サイトの安全性表示が変わり、これまで安全なサイトの URL の前には緑の錠前アイコンが表示され、安全でない場合は何も表示されなかったのが、安全なサイトにはグレイの錠前が、安全でない場合はグレイの錠前に赤い斜線が付くアイコンが表示されるようになった。

また、重要度が最も高い「Critical」2 件、「High」3 件を含む 13 件の脆弱性が修正された。

Firefox 69

2019 年(令和元年)9 月 3 日、Firefox 69 がリリースされた。

サードパーティトラッカーと暗号通貨マイニングをブロックする「Enhanced Tracking Protection」設定がデフォルトになった。Enhanced Tracking Protection が機能すると、アドレスバーに盾のアイコンが表示される。これをクリックすると、どのような cookie をブロックしているかが分かり、ブロックをオフにすることもできる。
この他、自動再生設定の動画を再生しない設定が可能になり、Windows 10 では Windows Hello に対応し、CPU の消費量が減り、macOS ではバッテリー消費削減とダウンロード UI の改善が行われた。

また、重要度が最も高い「Critical」2 件、「High」11 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 68

2019 年(令和元年)7 月 9 日、Firefox 68 がリリースされた。

リーダービューでのダークモードがより快適に利用できるようになったほか、拡張機能のなかで優れているものを公式がおすすめしてくれる機能が追加された。
Firefox 67 よりページ表示を高速化するために GPU が利用されるようになったが、NVIDIA製GPU に加え、AMD製GPU を搭載した Windows 10 が対象になった。
Windows の標準機能「バックグラウンド インテリジェント 転送サービス」に対応し、Firefox が閉じていても更新ダウンロードができるようになった。

セキュリティ関連では、カメラとマイクへのアクセスには HTTPS 接続が必要になった。ウイルス対策ソフトウェアに起因する HTTPS エラーが検出されると、自動で修復を試みる機能も導入されている。
また、危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 67

2019 年(令和元年)5 月 21 日、Firefox 67 がリリースされた。

ページのロード速度が大幅に向上したほか、マイニングスクリプトをブロックしたり、フィンガープリントをブロックして追跡されないようにするなどのセキュリティ機能も強化されている。
このほか、動画コーデックである AV1 のアップデートによって動画の再生がスムーズになった。
Windows 10 で NVIDIA の GPU が利用できる環境では、最新の WebRender を利用できるようになった。WebRender は Mozilla の GPU ベースの 2D レンダリングエンジンで、Web ブラウジングを高速化できるという。

セキュリティ関連では、危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 21 件の脆弱性が修正された。

Firefox 66

2019 年(平成 31 年)3 月 19 日、Firefox 66 がリリースされた。

音声付き動画の自動再生ブロックするほか、ページを読んでいる間に画像や広告が読み込まれることでスクロールしていた場所から移動してしまうことを避けられるスクロールアンカー機能、複数タブ内を検索する機能、プライベートブラウジングでの検索機能なども追加された。

セキュリティ関連では、危険度レベルが最高の「Critical」6 件を含む 22 件の脆弱性も修正された。

Firefox 65

2019 年(平成 31 年)1 月 29 日、Firefox 65 がリリースされた。

反トラッキングポリシーに基づき、コンテンツブロッキング(トラッキング防止)機能を強化した。Firefox 63 からサードパーティーによるトラッキングを防止する機能を導入しているが、本バージョンではコンテンツブロッキングの設定画面がよりシンプルになり、ブロッキングのレベルを選びやすくなった。また、新たに「カスタム」が追加された。
Web ページを開いた状態でナビゲーションバーの URL の左横に表示される(i)をクリックすると、現在のブロッキング設定の状態と、開いているページで何がトラッキングされているかが表示されるようになった。ここから直接設定変更ページに飛べる。

Windows版では動画圧縮の「AV1」をサポートした。
危険度レベルが最高の「Critical」3 件を含む 8 件の脆弱性が修正された。

Firefox 64

2018 年(平成 30 年)12 月 11 日、Firefox 64 がリリースされた。

複数のタブを選択してまとめて移動する、閉じる、ブックマークする、ピン留めすることができるようになった。[Ctrl]キー(Mac の場合はコマンドキー)を押しながらクリックしたタブがグループになり、まとめて操作できる。

RSS フィードプレビューとライブブックマークはなくなり、アドオンが必要になった。

危険度レベルが最高の「Critical」2 件を含む 11 件の脆弱性が修正された。

Firefox 63

2018 年(平成 30 年)10 月 23 日、Firefox 63 がリリースされた。

Web サイトによるトラッキングの防止機能が追加された。
トラッキング防止を有効にするには、[≡]→[トラッキング防止]のスイッチをオンにする。常時トラッキングを防止するか、プライベートブラウジングでのみ有効にするか選択できる。また、一部のサイトでトラッキング防止を無効にすることも可能だ。
トラッキング防止を有効にすると、アドレスバーに盾アイコンが表示されるようになる。
また、危険度レベルが最高の「Critical」3 件を含む 15 件の脆弱性が修正された。

Firefox 62

2018 年(平成 30 年)9 月 5 日、Firefox 62 がリリースされた。

スタイルシートで幾何学的な図形を表現できる CSS Shapes をサポート。このシェイプを GUI で編集できる Shape Path Editor が追加された。
新規タブページ Firefox Home(about:home)が改善され、トップサイトや“Pocket”ストーリー、ハイライトの行を最大 4 つまで設定できるようになった。
一方、レガシーアドオンに対応する Firefox 52 ESR のサポートが終了した。レガシーアドオンの無効化が始まる。
また、9 件の脆弱性が修正された。

次期バージョンで Symantec発行の TLS証明書を無効化する準備として、設定画面(about:config)に証明書を無効化するオプション(security.pki.distrust_ca_policy)が追加されている。このオプションの値を“2”にすると、次期バージョンでのでの挙動を再現することが可能になる。

Firefox 61

2018 年(平成 30 年)6 月 26 日、Firefox 61 がリリースされた。
複数タブを開いてブラウジングしている際、開いているのとは別のタブにマウスカーソルを重ねるとタブ内のコンテンツを描画し、タブ切り替え時の応答速度を上げるタブウォーミングが導入されたほか、WebExtension によるタブ管理がサポートされたことにより、拡張機能でタブを非表示にするようなものが作れるようになった。
その他、18 件の脆弱性が修正された。多数の深刻な脆弱性に対処したほか、HTTP(S)ページ内で FTP サブリソースの読み込みをブロックする措置が実装されている。

Firefox 60

2018 年(平成 30 年)6 月 6 日、深刻な脆弱性に対処する Firefox 60 が公開された。
この脆弱性は、描画ライブラリの Skia で SVG を使った処理を行う際のヒープバッファオーバーフロー問題に起因する。この問題を突かれれば、細工を施した SVG ファイルを利用して、悪用可能なクラッシュを誘発される恐れがある。
延長サポート版の Firefox ESR も、脆弱性に対照した更新版の Firefox 52.8.1 と 60.0.2 が公開された。

Firefox 59

2018 年(平成 30 年)3 月 13 日、さらなるパフォーマンス向上を実現した Firefox 59 が公開された。
Race Cache With Network(RCWN)と呼ばれる新型キャッシュが導入され、ディスクドライブの応答速度に応じてキャッシュを採用するか、ネットワーク要求をするかを判断するようにした。

ホームページでは、トップサイトをドラッグ&ドロップで並び替えたり、カスタマイズしたり、セクションを折りたたむ機能が導入された。
スクリーンショット機能では保存した画像に手書きの注釈やハイライトを加える機能が追加された。必要な部分だけをトリミングして保存することもできる。

18 件の脆弱性が修正された。

Firefox 57

2017 年(平成 29 年)11 月 14 日、Mozilla は、2004 年(平成 16 年)の Firefox立ち上げ以来最大のアップデートと自賛する Firefox Quantum の正式版が Firefox 57 として公開された。新ブラウザエンジン「Servo」によって 2 倍の高速化、Chrome より 30%の省メモリ化を実現したとという。

ボタンなどのデザインも変わった。ページ操作関連のツールと Pocket ボタンがツールバー内に入り、ナビゲーション類は左側に寄せられた。Mozilla が「Photon UI」と呼ぶ新しいユーザーインタフェースは、デスクトップやモバイルで統一し、新しい高速なエンジンを生かすものにしたとしている。

なお、アドオンが刷新されたため、これまでのアドオンは使えなくなる。

環境のバックアップ

Windows の場合、Firefox の環境情報は %AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles\ に入っている。このディレクトリだけをバックすれば良い。

参考サイト

(この項おわり)
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