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さおだけ屋はなぜ潰れないのか | ||
著者 | 山田真哉 | ||
出版社 | 光文社 | ||
サイズ | 新書 |
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発売日 | 2005年02月 | ||
価格 | 770円(税込) | ||
ISBN | 9784334032913 |
つまるところ、「ローリスク・ハイリターン」とは得意分野で予算内の投資をすることなのである。(65ページ)
概要

タイトルと内容はほとんど関係がない。サブタイトルの「身近な疑問からはじめる会計学」の方が内容を正確に表している。

著者は公認会計士であるが、本書は、会計のノウハウが体系的に述べられているわけではない。ビジネスマンなら誰もが承知しているごく当たり前のことを、ごく当たり前に書き連ねてあるだけだ。にもかかわらず、本書がベストセラーとなったのは、このユニークなタイトルのおかげもあるのだろうが、われわれが当たり前のことを日々の忙しさにかまけて無視しているからではないだろうか。

著者は公認会計士であるが、本書は、会計のノウハウが体系的に述べられているわけではない。ビジネスマンなら誰もが承知しているごく当たり前のことを、ごく当たり前に書き連ねてあるだけだ。にもかかわらず、本書がベストセラーとなったのは、このユニークなタイトルのおかげもあるのだろうが、われわれが当たり前のことを日々の忙しさにかまけて無視しているからではないだろうか。
レビュー
たとえば、「50人にひとり無料」と「2%割引」は、どちらがお得か?
金額的にはまったく等しい。にもかかわらず、多くのお客さんが「50人にひとり無料」に魅力を感じ、会社は売上を伸ばしたそうである。(187ページ)

ほんのちょっとした数字のマジックで、ビジネスはガラリと変わってくる。

著者は、「ある特定の数字を定期的におさえること、これが分析の極意」(197ページ)と語る。これこそ、ITが得意とすることである。IT技術者として、新規さに目を奪われることなく、この大切な事項を忘れないようにしたい。
金額的にはまったく等しい。にもかかわらず、多くのお客さんが「50人にひとり無料」に魅力を感じ、会社は売上を伸ばしたそうである。(187ページ)

ほんのちょっとした数字のマジックで、ビジネスはガラリと変わってくる。

著者は、「ある特定の数字を定期的におさえること、これが分析の極意」(197ページ)と語る。これこそ、ITが得意とすることである。IT技術者として、新規さに目を奪われることなく、この大切な事項を忘れないようにしたい。
(2006年1月21日 読了)
参考サイト
- さおだけ屋はなぜ潰れないのか:光文社
- 『ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する』(島田紳助=著)
- 『コピー用紙の裏は使うな!』(村井哲之=著)
(この項おわり)