コピー&ペースト機能拡張ユーティリティ「CLCL」

2007年10月 入手
コピー&ペースト機能拡張ユーティリティ「CLCL」
コピー&ペーストの功罪は脇に置くとして、趣味にしろ仕事にしろ、この機能が無いと作業効率が著しく低下する。CLCL は、Windows のコピー&ペースト機能を拡張する便利なユーティリティだ。最大の特長は、クリップボードの履歴を保持できること。
Windows 10 October 2018 Updateでも、Windows+V キーでクリップボードの履歴をとれるようになったが、CLCL は履歴に対して編集加工ができる点でアドバンテージがある。
種別 ユーティリティ
配布形態 オープンソース
動作環境 Windows XP, Vista, 7, 8, 8.1, 10, 11
製作者 Ohno Tomoaki (nakka)
公式サイト https://www.nakka.com/soft/clcl/
最新バージョン 2.1.1(2019年12月17日)
コピー&ペースト機能拡張ユーティリティ「CLCL」
CLCL を起動すると、すぐに常駐する。
「メニュー→表示→オプション」から、各種設定ができる。履歴タブでは、履歴に残す件数、終了時に履歴を保存するかどうかなどを設定できる。
コピー&ペースト機能拡張ユーティリティ「CLCL」
動作タブでは、各種機能をキーボードショートカットに割り当てる設定を行う。
[ctrl+C] は普通のコピー機能として使えるが、クリップボード履歴の一番上にコピーすると考えてほし。一方、[ctrl+V] も普通のペースト機能として使えるが、クリップボード履歴の一番上をペーストすると考えてほしい。
履歴表示から、任意のコピー文字列や画像をペーストすることができる。
コピー&ペースト機能拡張ユーティリティ「CLCL」
ツール・タブでは、外部プログラムの割り当てができる。
CLCL はプラグインの形で機能を追加することができる。公式サイトでは、日時変換、小文字に変換、大文字に変換、改行の除去、ビットマップ編集、履歴のクリア、履歴の階層管理、テキスト履歴から文字列を検索などの機能を提供するプラグイン(DLLファイル)が提供されている。
非公式のプラグイン CLCLClip が便利で愛用している。
これは、クリップボード履歴をスタックのようにみなし、上から順に取り出す機能を提供する。
各々のテキストが離れている3~4箇所をコピーし、それを順番に別のテキストファイルにペーストしていくというルーチン作業の効率を高めてくれる。
Ver.2.0以前の旧バージョン用のプラグインだが、Ver.2.1.1でも動作する。

参考サイト

(この項おわり)
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