『「世界征服」は可能か?』――目的をもって励もうw

岡田斗司夫=著
表紙 「世界征服」は可能か?
著者 岡田斗司夫
出版社 筑摩書房
サイズ 新書
発売日 2007年06月
価格 858円(税込)
ISBN 9784480687623
だから、ガーゴイルが通商を破壊する、というのは、その先進国による植民地化を妨害する『正義』なんじゃないですか?(10ページ)

概要

ネオアトランティス
本書を読むと、現代ほど「悪の支配者」にとって暮らしにくい世の中はないということが分かる。私も「世界征服」を目指しているわけだが、たしかに「辛い」。足かけ40年――世界征服の進捗は思わしくない。
本書によれば、私がタイプとするところの支配者は「黒幕」である。フリーザ様のように部下をこき使い、惑星の売買をする商人である。
それはともかく、著者のオタキングこと岡田斗司夫 (としお) さんによれば、「その時代に信じられている価値観に反対すること」(183ページ)が「悪」の定義である。これは歴史的にも正しい。価値観に逆らう者は「悪人」である。
その意味では、私は清く正しく「悪の道」を歩んでいる。にもかかわらず、なぜ世界征服が叶わないのか――本書でも述べられているが、悪の組織でも人材は重要な要素だ。私にも「ギニュー特戦隊」のような部下が必要なのである。社内公募をかけてみるか――。
(2007年8月16日 読了)

参考サイト

(この項おわり)
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