携帯電話「FOMA P903i」はBluetoothやGPSを搭載

2007年9月入手
携帯電話「FOMA P903i」
NTTドコモ「P903i」は、あんしんキー(写真の右側)と Bluetooth 通信が特徴の FOMA 携帯電話である。

パソコンからの個人情報漏洩事故が後を絶たないが、個人情報という意味では、携帯電話にも注意すべきである。
あんしんキーは、携帯電話本体が一定距離遠ざかると、携帯電話の機能にロックがかかるというものである。会社にいるときは、あんしんキーを身分証ホルダーなどにぶら下げておくといいだろう。
この他にも、遠隔操作で携帯電話の機能をロックするおまかせロックや、カメラで顔を撮影することによってロックを解除できるフェイスリーダー機能などのセキュリティ機能が搭載されている。
携帯電話「FOMA P903i」
SD-Audio に対応するミュージック・プレイヤーを搭載している。本体のステレオスピーカーのほか、ヘッドフォン(平型端子)や Bluetooth 経由で再生することができる。
外出先では携帯電話を身につけているので、Bluetooth 経由で mLink に飛ばし、ヘッドフォンで音楽を聴いていることが多い。連続70時間の再生が可能とされており、iPod nano の24時間をはるかに上回る。Bluetooth併用の場合は時間が短くなるということだが、 mLink のバッテリーの方が先に切れるので、まったく問題はない。

演奏中に電話やメールの着信があった場合は、ヘッドフォン側に着信音を鳴らし、演奏を停止する。音楽を聴きながら移動している最中に、うっかり電話を聞き逃す心配もない。
ただし、プレイヤーと同時に利用できるのはブラウザと電子メール機能くらいで、カメラ撮影やiアプリを使うときにはプレイヤーを終了しなければならない。

演奏データは、microSD メモリカードに記録したものに限られる。microSD は付属しない。2GBまでのカードを利用できる。
microSD は極端に小さいので、いちいち取り出すのは面倒である。P903i では、携帯万能などの携帯データ編集ソフトに付属するUSBケーブルを介してPCに接続することで、microSD を外部記憶デバイスとして参照できるようになる。
MP3やAACデータを再生することはできない。付属のSD-Jukebox(対応OSはWindows XP/Vista)を利用して、SD-Audio 形式に変換してやる必要がある。iTunes に比べると変換処理が遅いのが難点である。
携帯電話「FOMA P903i」
着信などがあると、LEDイルミネーションで知らせてくれる。それにしても、なぜ唐草模様なのだろう‥‥。
ジャケットを着せ替えることができ、さまざまなカスタムジャケットが販売されている。
カメラを2台搭載しており、いずれも静止画/動画撮影可能で、手ぶれ補正機能が付いている。
メインカメラは有効画素数約320万のCMOSセンサーで、AFを搭載している。最大1536×2048ピクセルの静止画と、320×240ピクセル・30fpsの動画(MP4/ASF)を撮影できる。
サブカメラは有効画素数約11万のCMOSセンサーだ。

GPS 機能を搭載している。
iアプリ「NAVITIME」(有料)を使うことで、カーナビのように現在位置を示してくれる。また、比較的簡単なプログラム でGPS情報を取得することができる。

この他に、赤外線通信、FeliCa、メガiアプリなど機能満載である。ワンセグチューナーは搭載していないが、これだけの機能が 103 × 50 × 23 mm、125 g のボディに収まっているのであるから、大したものである。
本体カラーはホワイト、オレンジ、ブラウンの3色。

参考サイト

(この項おわり)
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